『マンガHONZ超新作大賞 2015』
マンガHONZ超新作大賞の季節がやってきました。
昨年大好評だったこの企画。今年もマンガHONZ独自の基準によるマンガ大賞を開催します!
■ノミネート対象作品:
2014年12月から2015年11月にかけての1年間で、「第1巻が発売されたマンガ作品」が対象。
※上巻・1巻完結作品なども第1巻としてカウント
■選考方法:
・一次選考…対象作品の中から、マンガHONZレビュアーがお気に入りの作品を3つまで投票。
・決戦投票…一次選考で票の入った作品の中から、改めて自分がお薦めする作品を1位5ポイント、2位3ポイント、3位1ポイントの順で順位付け。獲得ポイント数が最も多いものが大賞を受賞。
この1年間で新たに誕生したマンガたち。その中からレビュアーたちが選んだマンガ作品、そして第1位の栄冠を手にするのは一体どの作品なのでしょうか…!?
2015マンガHONZ超新作大賞 第9位からの発表です!
2015マンガHONZ 超新作大賞 第9位〜第6位
第9位 フラジャイル
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第9位 決してマネしないでください。
タイトルにも敢えて「サイエンス・オペラ」という言葉を使ったのは、このマンガで描かれるストーリーは、非常に詳細で科学的に正しい事実関係の知 識、さらに動的な科学史の知識の裏付けがなければ決して描くことのできない、実は見かけよりも非常に重厚に練られたエピソードに溢れているからだ。
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第9位 空母いぶき
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第9位 ゴールデンカムイ
「こんなキャラがウケるんじゃないか」とかそういう軽い気持ちじゃなく、「こいつを描きたい!」「命を吹き込んでやりたい!」というずっしりした熱い気持ちが読み手にも伝わってくる。
ヤングジャンプで連載中の『ゴールデンカムイ』もそんなマンガの一つ。
「カムイ」という名前からお気づきの通り、アイヌ民族を題材にした作品である。
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アイヌ美少女「私にう○こ食わせる気か!」→「う○こおいしい…」『ゴールデンカムイ』
第8位 戦争めし
空腹は最高の調味料といいますが、明日死んでしまうかもしれないという目前の恐怖は、ひょっとしたら空腹以上の調味料になりえたのかもしれません。戦争は嫌だけど、戦争の歴史があるからこそ、食のありがたみを再確認させてくれます。
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第7位 くも漫。
レビューはこちら→風俗店で“くも膜下出血"で倒れるという最下層の更に下を行く壮絶な体験『くも漫。』
第6位 僕のヒーローアカデミア
アメコミにインスパイアされた作家はいないわけではありません。しかし寺田克也はアートすぎるし、桂正和はエロすぎるし、カネコアツシはオルタナティブすぎる。僕たちが待っていたのは、王道少年誌に掲載される、王道のアメコミなのです。
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スーパーマンはいつ死ぬのか?『僕のヒーローアカデミア』とあわせて読むべきアメコミを紹介したい。
2015マンガHONZ 超新作大賞 第5位〜第1位
第5位 とんかつDJアゲ太郎
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第4位 鼻下長紳士回顧録
作品という形に昇華させるとはいえ、自分というものをすべてさらけだし、それに対して、人々は好き放題言う。それをすべて受け入れないといけない。受け入れるときに、少しずつ他人には気づけない量だけど、精神は削られていく。
第3位 ギフト±
第2位 ザ・ファブル
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第1位 波よ聞いてくれ
レビューはこちら→25歳崖っぷち女、七転八倒中。沙村広明『波よ聞いてくれ』のはちゃめちゃな引力
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『マンガHONZ超新作大賞 2015』いかがでしたでしょうか?
すでに話題になっている作品から、これがきたかっ!という作品もあり、とてもバラエティに富んだ顔ぶれになりました。ご自身が予想したランキングと見比べてみても面白そうですね。
マンガHONZでは2016年も面白いマンガを発掘して参ります。来年もどうぞよろしくお願いいたします!
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