2015年12月28日21時32分
安倍晋三首相と韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は28日夕、約15分間にわたり電話で協議し、慰安婦問題をめぐる日韓外相会談の合意を評価した。
日本側の説明によると、安倍氏は元慰安婦について「あまたの苦痛を経験され、心身にわたり癒やしがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する」と朴氏に直接伝えた。その上で「今回の合意により、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを歓迎したい」とし、「日韓関係が未来志向の新時代に入ることを確信している」と関係改善に期待を示した。
これに対し、朴氏は今年が日韓国交正常化50年であることに触れて、「今年中に合意できたことに大きな意義がある」と指摘。さらに「おわびと反省の気持ちを表明してくれたことは、慰安婦被害者の名誉と尊厳を回復し、心の傷を癒やすことにつながる」と語ったという。
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朝日新聞官邸クラブ
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