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海原小浜さん92歳=タレント 漫才コンビで人気

海原小浜さん=2003年6月4日、北林靖彦撮影

 故海原お浜さんとの漫才コンビで人気を集めたタレントの海原小浜(うなばら・こはま、本名・田中桃江=たなか・ももえ)さんが24日、大阪市内の病院で死去した。葬儀は近親者で営んだ。

 6歳で大衆演劇の子ども座長を務め、1943年に叔母の梅本キミコ(海原お浜)さんと漫才コンビを結成。「ハッピーお浜・小浜」と名乗ったが、戦時中は「愛国お浜・小浜」に改名させられた。戦後は「さざ波お浜・小浜」に再改名したが、漫談家の故西条凡児さんが「さざ波よりもスケールが大きい」海原と命名した。

 代表作は「旧婚旅行」「亭主操縦法」。ボケ役のお浜さんに対し、小浜さんが自分の帯をたたきながらツッコミ、女性のしゃべくり漫才として一時代を築いた。テレビのワイドショーの先駆け、毎日放送の「千客万来」(65年〜72年)にもレギュラー出演した。

 75年には「上方お笑い大賞」を受賞。78年、お浜さんが白内障を患ったためコンビを解消。その後はラジオのパーソナリティーや司会者として第一線で活躍していたが、2001年に脳内出血、02年には右大たい部骨折で入院した。05年度、94年に亡くなったお浜さんと共に上方演芸の殿堂入りを果たした。

 姉妹漫才コンビの「海原やすよ ともこ」は孫。

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