お正月といえば、お買い物だったあの頃。
お正月は早起きして、早朝からセールに並ぶのが恒例行事でした。
特に20代の頃は、福袋を幾つも手に入れたあと、友達皆んなが集まる「いつもの場所」で戦利品のお披露目&交換会をするのが何より楽しかったです。
あの頃の懐かしい思い出はともかく、ファッション系福袋を買っていた頃の3つの過ちを振り返りたいと思います。
1.お得だと思っていた
おしゃれするにはあまりに安物ではダメだと思い込んでいて、それなりの値段の洋服をお得に揃えたかったのです(theoryやtomorrowlandなど)。元値の値札を合計して「◯万円分入ってた」というのを友達と喜び合うのも、楽しかったのです。
→自分に似合う商品でない限り、それはお得とは言えなかった。
2.どんな服でも着こなすのがオシャレだと思ってた
普段だったら絶対買わないし着ないような服が入っていることも、しょっちゅうでしたが、そういった「難易度の高いアイテム」を着こなせてこそ本当にオシャレだと思い込んでました。1000本ノックのごとく、どんな服でもさぁ来いとばかりに待ち受け、手持ちの服とのコーデに四苦八苦して、結局着ないという失敗も数知れず。
→どんな服でも着こなすのがオシャレなのではなく、自分に似合う服を理解して、着こなすことこそがオシャレだった。
3.オシャレをするには、服は多いほうが良いと思っていた
いくら良い服でも、しょっちゅう同じ服を着てるのはオシャレじゃないし、服は多いに越したことがないと思ってました。コーディネートは組み合わせなのでアイテムが多いほど、オシャレの幅は広がると真剣に思ってました。
→服が多いと管理できなかった。特に、福袋の商品は統一感がないので自分に似合わない服ばかり増えてもオシャレの足しにはならなかった。
似合うものがわかり始めた時、買うのをやめた
自分に似合う服、好きなスタイルにようやく気づいた20代の終わりに、福袋は買わなくなりました。
その後はセールで欲しい商品を買うのに必死になっていましたが、今ではそのセールすらも、ちょっと距離を置いています。
似合うもの、欲しいものはじっくり考えたい。値段に翻弄されて決めたくない。焦らずきちんと試着したい。
そんな考え方に変わったとき、ファッションへの肩の力が抜けて少し楽になったのを覚えています。
さて、今年のお正月は何をしようかな?