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NY原油 供給過剰の見方で36ドル台半ばに下落
12月29日 7時05分

週明け28日のニューヨーク原油市場は世界的に原油の供給過剰な状態が一層強まるという見方から、原油の先物価格は、一時、先週末より3%以上安い1バレル=36ドル台半ばに下落しました。
28日のニューヨーク原油市場は、産油国イランの閣僚が経済制裁が解除されたあと原油の輸出を増やすと発言したことが伝わり、原油の供給過剰な状態が一層強まるという見方が広がりました。このため原油の先物に売り注文が相次ぎ、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時、先週末より3%以上安い1バレル=36ドル台半ばに下落しました。
原油の先物価格は、今月21日におよそ6年10か月ぶりに1バレル=33ドル台の安値をつけたあと、買い戻しの動きが出て38ドル台まで回復していました。
原油価格の見通しについて、ニューヨーク商業取引所で原油の取り引きをしているトレーダーの、エリック・ズカレリーさんは「増え続ける供給と、中国をはじめとする世界経済の減速によって、原油価格は1バレル=30ドルを割り込み20ドル台半ばまで下落するだろう。アメリカの利上げでドル高が進んだ結果、ドルで取り引きする原油が割高になり、原油市場に資金が集まりにくくなっていることも値下がりの背景にある」と話しています。

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