北京=倉重奈苗
2015年12月28日19時25分
日韓外相が28日、慰安婦問題で合意したことについて、中国では国営新華社通信(英語版)が速報するなど高い関心がうかがえた。一方で、中国外務省は今回の合意内容への具体的な評価は避け、慎重な構えを見せている。同省の陸慷報道局長は同日の定例会見で「関連の報道を注視している」とした上で、「韓日関係の改善がこの地域の安定と発展に資するものであることを望む」と指摘。慰安婦問題について「日本軍国主義が第2次大戦時にアジアの人々に対して犯した重大な人道に対する罪だ」とし、「中国側は一貫して日本側に侵略の歴史を反省し、責任ある態度で関連の問題を処理するよう主張している」と述べるにとどめ、踏み込んだ評価は避けた。(北京=倉重奈苗)
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朝日新聞国際報道部
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