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慰安婦問題で台湾「同じ対応取るべき」12月29日 0時45分
日本と韓国が慰安婦問題で合意したことについて、台湾の総統府は「日本政府の行動を評価する」としたうえで、日本側が台湾の元慰安婦にも同じ対応を取るべきだという立場を示しました。
台湾の総統府は28日夜、報道官の談話を発表し、この中で「日本が韓国との間で謝罪や反省とともに、政府の出資によって慰安婦の傷を慰め、名誉と尊厳を回復する共通認識に達したという報道を受け、日本政府の行動を評価する」としています。
そのうえで、「われわれは一貫して日本側に慰安婦に対して正式な謝罪と賠償を求めてきた。外交部もほかの国の慰安婦に対する日本の積極的な行為がわれわれの慰安婦にも及ぶべきだとすでに表明していた」として、日本側が台湾の元慰安婦にも同じ対応を取るべきだという立場を示しました。
一方、外交部の報道官はNHKの取材に対し、日本にある台湾の窓口機関に「台湾との協議にも直ちに応じるよう、日本側に求めることを指示した」と明らかにしました。
台湾では、支援団体が、現在4人の元慰安婦が生存しているとして、日本政府に対し、謝罪や国家としての賠償を求める活動を続けています。また、馬英九総統がことし8月に戦後70年にあたっての安倍総理大臣の談話を受けて、慰安婦問題を巡って今後も深い反省を求めるコメントを発表しています。
そのうえで、「われわれは一貫して日本側に慰安婦に対して正式な謝罪と賠償を求めてきた。外交部もほかの国の慰安婦に対する日本の積極的な行為がわれわれの慰安婦にも及ぶべきだとすでに表明していた」として、日本側が台湾の元慰安婦にも同じ対応を取るべきだという立場を示しました。
一方、外交部の報道官はNHKの取材に対し、日本にある台湾の窓口機関に「台湾との協議にも直ちに応じるよう、日本側に求めることを指示した」と明らかにしました。
台湾では、支援団体が、現在4人の元慰安婦が生存しているとして、日本政府に対し、謝罪や国家としての賠償を求める活動を続けています。また、馬英九総統がことし8月に戦後70年にあたっての安倍総理大臣の談話を受けて、慰安婦問題を巡って今後も深い反省を求めるコメントを発表しています。