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国際展開向け財政投融資 2兆円程度に増額へ12月23日 9時16分
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政府は、民間ではリスクの大きい事業を後押しするため国が資金を供給する「財政投融資」について、来年度は海外へのインフラ輸出などを進めようと、「国際展開」向けの投融資を2兆円程度に増額する計画を固めました。
「財政投融資」は、国が「財投債」と呼ばれる債券で調達した資金を政府系金融機関などを通じて供給するもので、民間ではリスクの大きい大規模なプロジェクトを後押しすることなどがねらいです。
政府が固めた来年度の計画では、アジアへのインフラ輸出などを進めようと「国際展開」向けの投融資を、今年度当初の1兆3000億円余りから2兆円程度に増額します。このうち海外プロジェクトを多く手がけている国際協力銀行に対しては、今年度の7500億円から1兆3000億円程度に大幅に増やす方針です。
また、JICA=国際協力機構に4700億円程度、アメリカで高速鉄道計画を手がける官民ファンドのJOIN=「海外交通・都市開発事業支援機構」に900億円程度をそれぞれ供給する方針です。
このほか、中小企業の海外展開や農林水産業の競争力の強化など「地域活性化」向けの投融資は5兆5000億円程度とする方針で、政府は総額で13兆5000億円程度に上る財政投融資の計画を、来年度予算案と共に24日の閣議に提出することにしています。
政府が固めた来年度の計画では、アジアへのインフラ輸出などを進めようと「国際展開」向けの投融資を、今年度当初の1兆3000億円余りから2兆円程度に増額します。このうち海外プロジェクトを多く手がけている国際協力銀行に対しては、今年度の7500億円から1兆3000億円程度に大幅に増やす方針です。
また、JICA=国際協力機構に4700億円程度、アメリカで高速鉄道計画を手がける官民ファンドのJOIN=「海外交通・都市開発事業支援機構」に900億円程度をそれぞれ供給する方針です。
このほか、中小企業の海外展開や農林水産業の競争力の強化など「地域活性化」向けの投融資は5兆5000億円程度とする方針で、政府は総額で13兆5000億円程度に上る財政投融資の計画を、来年度予算案と共に24日の閣議に提出することにしています。