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聖地ベツレヘム 閑散としたクリスマスに12月23日 0時50分
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イエス・キリストが生まれたとされるキリスト教の聖地ベツレヘムは例年、クリスマスのこの時期、世界中からの大勢の観光客でにぎわいますが、ことしはイスラエルとパレスチナの緊張が続くなか、客足が遠のいて閑散としています。
パレスチナ暫定自治区のベツレヘムは、聖書の記述でイエス・キリストの生誕の地とされていて、キリストが生まれたとされる洞穴の上に建てられた「聖誕教会」はユネスコの世界遺産にも登録されています。クリスマスはもともとキリストの生誕を祝う祭りということもあり、例年クリスマスの時期は世界中からの大勢の観光客でにぎわいます。
しかし、ことしは10月以降、イスラエルとパレスチナの間で緊張が続いていて、パレスチナ人による襲撃事件やイスラエル軍とパレスチナ人との衝突で双方の死者は130人を超えました。イスラエル側と隣接するベツレヘムは連日の衝突の現場となり、治安面の懸念から客足が遠のいて土産物屋は閑散としています。また、大通り沿いの高級ホテルはこの3か月、日常的にイスラエル軍が使用する催涙弾のガスにさらされ、例年なら満室になっているこの時期、宿泊客が3割程度に落ち込んでいるということです。
ホテルの支配人は「イスラエルとパレスチナの紛争が早く平和的に解決され、人々が幸せに暮らすことができるよう祈ります」と話していました。
ベツレヘムではクリスマスの25日、恒例のミサが行われ平和への祈りがささげられます。
しかし、ことしは10月以降、イスラエルとパレスチナの間で緊張が続いていて、パレスチナ人による襲撃事件やイスラエル軍とパレスチナ人との衝突で双方の死者は130人を超えました。イスラエル側と隣接するベツレヘムは連日の衝突の現場となり、治安面の懸念から客足が遠のいて土産物屋は閑散としています。また、大通り沿いの高級ホテルはこの3か月、日常的にイスラエル軍が使用する催涙弾のガスにさらされ、例年なら満室になっているこの時期、宿泊客が3割程度に落ち込んでいるということです。
ホテルの支配人は「イスラエルとパレスチナの紛争が早く平和的に解決され、人々が幸せに暮らすことができるよう祈ります」と話していました。
ベツレヘムではクリスマスの25日、恒例のミサが行われ平和への祈りがささげられます。