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インド大気汚染 日本大使館が外出控えるよう呼びかけ
12月23日 23時00分

大気汚染が深刻化しているインドの首都ニューデリーでは23日、PM2.5の濃度が日本の環境基準のおよそ7倍に達し、日本大使館が外出を控えるよう呼びかける事態となっています。
経済成長が続くインドの首都ニューデリーは、去年公表されたWHO=世界保健機関の調査で、PM2.5の年間の平均濃度が1立方メートル当たり153マイクログラムと世界の都市で最も高く、大気汚染が深刻になっています。特に冬場は大気が滞留するためより深刻で、インド政府の発表によりますと、23日朝までの24時間のPM2.5の平均濃度が、日本の環境基準のおよそ7倍の243マイクログラムに達しました。街なかでは、23日朝、もやのようなものが立ちこめて、観光名所の「インド門」がかすんでよく見えず、交通整理に当たる警察官もマスクをつけていました。
市民は「アレルギーのためとても息苦しいです」とか、「車両の通行規制を期待しています」と話し、対策の実施を求める声が相次ぎました。
ニューデリーでは23日のようにPM2.5の濃度が深刻な状況が、今後3日間続くと見込まれていて、現地の日本大使館は屋外での活動をできるだけ避けるよう注意を呼びかけているほか、アメリカ大使館も健康に重大なリスクがあるとして警戒を呼びかけています。

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