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比大統領選 有力候補の上院議員が失格処分
12月23日 20時38分

来年5月に行われるフィリピンの大統領選挙を巡って、有力な候補の1人となっている上院議員が、選挙管理委員会から憲法で定められた必要な条件を満たしていないとして失格の処分を受け、議員は処分の取り消しを求める訴えを裁判所に起こすことにしています。
フィリピンでは、現職のアキノ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が来年5月に行われます。
選挙には、アキノ大統領から後継として指名された前の内務・自治相のマヌエル・ロハス氏(58)と、野党出身で現職の副大統領のジェジョマル・ビナイ氏(73)、それに、無所属の上院議員のグレース・ポー氏(47)らが、ことし10月に立候補を届け出ました。
フィリピンの選挙管理委員会は23日、ポー氏について、憲法で定められた立候補に必要な条件を満たしていないとして失格としたと発表しました。
フィリピンでは大統領選挙に立候補するには投票日からさかのぼって国内に10年以上住んでいることが条件の1つとなっていますが、ポー氏はアメリカでの滞在が長く、選挙管理委員会によりますと、この条件に6か月足りていないということです。
ポー氏はフィリピンには11年近く住んでいると主張していて、処分の取り消しを求める訴えを、近く最高裁判所に起こすとしています。
ポー氏は最新の世論調査でトップを争っていて、失格が確定すれば選挙戦の行方に大きな影響を与えるものとみられます。

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