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11月5日が「世界津波の日」に 日本提案が採択12月23日 11時51分
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国際社会が津波の危険性を共有し被害を減らしていくため、11月5日を「世界津波の日」と定める日本が提出していた決議案が、国連総会で全会一致で採択されました。
ニューヨークの国連総会では22日、東日本大震災のあと日本で制定された「津波防災の日」の11月5日を、「世界津波の日」と定める決議案の採決が行われました。決議案は日本が提出したもので、国連の新たな開発目標が自然災害の被害を減らすことを目指しているとして、各国が津波の早期警報システムなどを整備する重要性を強調し、11月5日を津波への備えを啓発する国際デーとすることを求めています。決議案は、津波の被害を受けてきた東南アジアや南アメリカなどの140を超える国も共同提案国となり、全会一致で採択されました。
これによって来年以降、11月5日が正式に「世界津波の日」となり、国連などの場で日本が中心となってさまざまな啓発活動が行われることになります。
国連日本代表部の吉川元偉大使は「日本は世界の中で最も多く津波の被害を受けてきた国だ。被災地の皆さんの経験を世界に伝えることで、今後も起きうる津波の被害を少しでも減らすことにつなげたい」と述べ、「世界津波の日」を定めた意義を強調しました。
これによって来年以降、11月5日が正式に「世界津波の日」となり、国連などの場で日本が中心となってさまざまな啓発活動が行われることになります。
国連日本代表部の吉川元偉大使は「日本は世界の中で最も多く津波の被害を受けてきた国だ。被災地の皆さんの経験を世界に伝えることで、今後も起きうる津波の被害を少しでも減らすことにつなげたい」と述べ、「世界津波の日」を定めた意義を強調しました。