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ボコ・ハラムの襲撃で100万人以上通学できず
12月23日 9時49分

ボコ・ハラムの襲撃で100万人以上通学できず
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イスラム過激派組織、ボコ・ハラムがナイジェリアやその周辺国で学校などを標的にテロや襲撃を繰り返し、地域全体で100万人以上の子どもたちが学校に通えなくなっているとして、国連は重大な懸念を示しています。
これは、ユニセフ=国連児童基金が22日、発表したものです。
それによりますと、ナイジェリア北東部で去年4月に200人以上の女子生徒を誘拐して、国際社会に衝撃を与えたイスラム過激派組織、ボコ・ハラムは、その後もナイジェリアや周辺国でテロや襲撃を繰り返しています。多くの学校が標的となっていて、今も2000校以上の学校が安全が確保できないとして閉鎖され、地域全体で100万人以上の子どもたちが学校に通えなくなっているということです。
ボコ・ハラムによって目の前で親を殺害された子どもたちも少なくないということで、ユニセフは傷ついた子どもたちが、学校に通えないことで心のよりどころを失うだけでなく、ボコ・ハラムの支配下に置かれ、自爆テロなどに利用されるおそれも高まるとして重大な懸念を示し、子どもたちが教育の機会を得られるよう支援を呼びかけています。
過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓うボコ・ハラムは、ナイジェリアや周辺国の軍による掃討作戦で弱体化したとみられていましたが、ことし後半、市民を狙った自爆テロを相次いで起こすなど残虐性を増しています。

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