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中国指導部 大気汚染など都市問題解決へ新方針12月23日 4時53分
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深刻な大気汚染など中国の都市化を巡る多くの問題について、習近平指導部は解決に向けた新たな方針を発表し、都市化を巡る国民の不満を和らげたいねらいがあると見られます。
中国では、北京などの大都市で農村から出稼ぎに来た人たちが集中して人口が過密となり、激しい渋滞や深刻な大気汚染が問題になる一方、地方の都市ではマンションが大量に売れ残って景気減速の要因となるなど、都市化を巡るさまざまな問題が表面化しています。
このため習近平指導部は37年ぶりとなる「中央都市工作会議」を21日までの2日間開き、問題の解決に向けた新たな方針を発表しました。具体的には、発展が比較的遅れている中西部の都市化を進めるとしたうえで、都市の規模は環境に配慮し、受け入れ可能な範囲に抑えることを基本とすべきだとしています。そして、都市化の推進にあたっては、農村からの出稼ぎ者などの待遇を改善し定住を促すほか、既存の貧困層向け住宅の改善を急ぐとしています。
習近平指導部としては、持続的で安定した成長を図るとともに、問題の解決に向けた政府の姿勢を強調することで、国民の不満を和らげ、政権への批判につながることを抑えるねらいがあるとみられます。
このため習近平指導部は37年ぶりとなる「中央都市工作会議」を21日までの2日間開き、問題の解決に向けた新たな方針を発表しました。具体的には、発展が比較的遅れている中西部の都市化を進めるとしたうえで、都市の規模は環境に配慮し、受け入れ可能な範囲に抑えることを基本とすべきだとしています。そして、都市化の推進にあたっては、農村からの出稼ぎ者などの待遇を改善し定住を促すほか、既存の貧困層向け住宅の改善を急ぐとしています。
習近平指導部としては、持続的で安定した成長を図るとともに、問題の解決に向けた政府の姿勢を強調することで、国民の不満を和らげ、政権への批判につながることを抑えるねらいがあるとみられます。