今やり直したい!「中学英語」3つのツボ
大ベストセラー「稲田式」著者がはじめて語る
英語を学び直さなければならない社会人が増えています。TOEIC受験者はさらに増えてなんと240万人を超えるまでに増加しています。
しかしながら、英語学習に挫折する人が後を絶ちません。いったい、なぜそうなってしまうのか?
『中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する』など、「大人のやり直し英語」の定番として売れ続ける復習本の著者・稲田一氏が、売れ続ける入門書のヒミツと、大人のやり直し英語のコツをはじめて語ります。
大人になってなお、英語に苦労している、という人は少なくありません。会社からTOEICの点数アップを命じられる人も年々増えているようです。
しかし、多くの人が挫折を繰り返しているのが現状。いったいどうすれば途中で心折れることなく、英語力を上げることができるでしょうか。
私は長年塾講師をしながら「中学3年間の英語」というテーマの英語本を何冊か書き、おかげさまで累計100万部ほど読んでいただきました。「稲田式 やりなおし英語」と呼ばれることもあります。これだけ手に取っていただいたのは、長年、英語が苦手な子に塾講師として教えてきた経験から、つまずきやすいポイントを考え続けてきたからだと思っていますが、今回はそれらの経験から、大人の学び直しで役立つ、いくつかのポイントをお話できればと思います。
TOEICでも、中学英語が最強の基礎力に
大人になってから英語をやり直すのに最も効率的な方法。それは、中学3年間の英語を総復習することです。
つまり、頭の中に残っている「過去の断片的な英語の知識を“体系化”」することです。不慣れなやり方で勉強するより、過去の記憶を呼び起こすほうが間違いなく効率的です。
TOEICはビジネスに関連するトピックを扱っていますが、英文自体は複雑ではありません。中学レベルの基本構文を押さえておけば、ビジネスでも日常会話でも、たいていのことは理解できて、最低限言いたいことを伝えられるようになるはずです。