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年末振り返り企画

800本の記事から見えた2015年の5大トピック

今年も残すところあとわずか。fabcrossでは今年約800本の記事をお届けしました。今回は2015年のニュースを基に、トピックを5つにまとめてみました。

米調査会社Gartnerによるハイプ・サイクル(Hype Cycle)の2015年版。 米調査会社Gartnerによるハイプ・サイクル(Hype Cycle)の2015年版。

3Dプリンタは期待外れというのは早計。過渡期に向けた一年に

米調査会社Gartnerが毎年発表するハイプ・サイクル(Hype Cycle)の2015年版ではコンシューマ用3Dプリンティングは幻滅期入り、産業用3Dプリンティングは啓蒙活動期(回復期)という位置づけでしたが、実際はどうでしょうか。

コンシューマ向けの3Dプリンタでは、各社とも既存製品のアップデート版をリリースする一方で、玩具市場向けの3Dプリンタフードプリンタなどの新しい分野のプリンタが発表されました。また、特許切れを受け、SLA方式のプリンタがさまざまなメーカーから発表/発売されました。

材料面では、導電性のあるフィラメント柔軟性のある透明なフィラメントナイロンに炭素繊維を配合し強度に優れたフィラメントなど、3Dプリントの可能性を広げる材料が登場した一年でした。 

米Proto-pastaが開発した導電性フィラメント。Kickstarterでの資金調達に成功し、記事執筆時点でもオンラインサイトから購入可能。 米Proto-pastaが開発した導電性フィラメント。Kickstarterでの資金調達に成功し、記事執筆時点でもオンラインサイトから購入可能

また産業用途では、2020年には現在の5倍の規模に成長すると言われている金属3Dプリンタを東芝が開発キヤノンリコーもそれぞれコンセプトモデルの3Dプリンタを発表するなど、大手企業の参入が続々と発表されました。

さらに、活用用途としても旅客機のエンジンパーテーションに3Dプリントされたパーツが採用されるなど、高い強度と信頼性が求められる領域で3Dプリンタが活用されている事例が発表されました。 

米Aurora Flight ScienceとStratasysが共同で開発した無人航空機。3Dプリントされた部品を多く採用し、時速150マイル(約241km)を達成した。 米Aurora Flight ScienceとStratasysが共同で開発した無人航空機。3Dプリントされた部品を多く採用し、時速150マイル(約241km)を達成した。

いわゆる3Dプリンタブームが去ったとはいえ、3Dプリントは未だ発展途上の分野。プリンタ、材料、利用方法それぞれの領域で進歩し続けています。その一方で2大3Dプリンタメーカーの一つ、Stratasysが第三四半期に大幅な減益を発表し、子会社のMakerBotも従業員のレイオフや直営店の閉鎖によってリストラを進めるなど、事業の大幅な再構築を進める動きもあります。

来年はどのような製品/技術が登場するのか、今後も注目していきたいと思います。 

猫も杓子もIoT。毎週末はどこかで必ずハッカソン

前述のハイプ・サイクルでもピーク期と定義され、今年最も注目を集めたキーワード「IoT(Internet of Things)」。fabcrossでも工作企画でIoT相撲という記事をアップしましたが、今年のニュースから振り返ると、クラウドファンディングではスマートセキュリティなどのスマートフォンと連携したデバイス(12)やCerevoの「BlueNinja」のような開発用モジュールが数多く登場しました。

また、ベンチャーだけでなく大手企業でもIoT関連の取組みが数多く発表された一年ですが、fabcrossが紹介している範囲では、Intelがウェアラブル向けの超小型モジュール「Curie」を発表し、Yahoo! JAPANがIoT製品やWebサービスのAPIを集めた事業者向けプラットフォーム「myThings」をリリースするなど、企業の規模に関わらず、さまざまなプレーヤーがIoT関連サービスに参入した一年でした。 

東芝とIBMによるハッカソンの様子(撮影:淺野義弘)。 東芝とIBMによるハッカソンの様子(撮影:淺野義弘)。

これに伴い、IoT関連のイベントも数多く開催されました。毎週掲載しているイベント情報のまとめ記事でも、ほぼ毎週IoTにちなんだハッカソンやアイデアソン、ハンズオンイベントを紹介しており、早々に定員に達するイベントも少なくありませんでした。

企業も個人も注目するIoT、来年はどういった状況になるでしょうか。 

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