【介護者向け】介護にかかる費用は月どのくらい?
介護士の方も意外と知らないんじゃないかと思います。
利用者さんのご家族から預かった大事なお金なので意識を変えて仕事に臨んで頂ければと思います。
画像引用【三菱UFJリサーチ】
・こちらのグラフからわかることは?
まず、在宅介護では、毎月3万円以内という人が、全体の64.8%になります。
やはり在宅介護よりも介護施設のほうが費用がかさむことがわかります。
なんとか、要介護度を上げずに、在宅介護ですませたいという気持ちになりますね。
同時に、介護施設に任せている場合の費用も、思ったよりも高くないと感じるかたもいるのではないでしょうか。
もし、介護施設に任せるとお金が足りなくなると考えて、無理をしている場合は、今一度「本当はいくらかかるのか」を正しく理解する必要があるでしょう。
ケースによっては、介護施設を利用するほうが、在宅よりも安く済んでいることもあるわけです。
・介護にかかる費用の考え方
ただし、介護にかかる費用が小さければそれでよいというわけではありません。
たとえば、費用をケチって、介護サービスを受けない代わりに、自分で介護を直接行っているとします。
そのための時間は、仕事を早退して捻出しているとします。
この場合は、介護の時間を仕事にあてれば、収入を増やせるわけです。
自分の収入が増えるだけでなく、介護事業者の売り上げも増えます。
結果として、自分と介護事業者の可処分所得が増えます。これが、地域経済の活性化につながります。
もちろん、介護にかかる費用は小さいほうが嬉しいです。
ただ、そのために自分の時間を犠牲にする場合は、立ち止まってみて、少し大きな視野から全体を考えてみる必要があるでしょう。