元日はテレビを観ながらゴロゴロした後、夕方から室蘭のCさんの親戚の集まりに出かけました。
私は子供の頃からほとんど親戚を知らないので、全く親戚付き合いというものを知りません。
しかも、もともと周りに気を配っててきぱきと行動するのが苦手です。
そして私の今回の役どころは「長男の嫁」。
これは緊張しました。
タクシーで室蘭の凍結した坂道を上がり、Cさんのお母さんの末妹の自宅に着いたのは丁度18時。
すでにたくさんの親戚が集まっていました。
ドキドキ。
広い和室の座卓には大鍋の料理が並べられ、皆がワイワイと集っています。
今夜集まったのは約20人。
テレビでいつも観ているケンミンショーの世界が目の前に広がります。
なんとビンゴ大会
私としては、なんとかここで気の利いた嫁をやらなけばいけません。
しかし、焦ってもこれがとても難しいのです。
Cさんのお母さんからはエプロンを渡されました。
プレッシャーがかかります。
しかしおろおろと動き回るだけで、ほとんど何も出来ませんでした。
そして皆が座敷に座り、宴が始まります。
上座には大きな神棚、そして主人が座り、その次がCさん、さらに私。
「あの嫁はダメだ」
そう思われるのが怖くてドキドキしました。
でもいくら無理をしても出来ないものは出来ません。
とにかく自分らしく、いつもの自分でいようと思いました。
周りにお酒を飲む人がけっこういたのは助かりました。
そして宴たけなわで始まったのは、なんとビンゴ大会!
上座に座る、今夜のホスト役のおじさんがガラガラとビンゴマシンを回し、大きな声で番号を読み上げるのです。
それまで少し緊張していたのですが、一気に緊張が和らぎました。
これって北海道では当たり前なのでしょうか?
と思って後ほど室蘭の友達に聞いたら全然違うそうでした。
お料理が美味しい!
緊張が和らぎ、改めて卓上の料理を味わってみると、どれも非常に美味しかったです。
ほとんどはCさんの50代のいとこの男性Sさん(独身)(酒好き)が作ったとのこと。
Cさんしかり、男の料理遺伝子は母方譲りなのでしょうか。
ローストビーフは実に旨み満点でジューシー。
昆布巻きはおじさんの実家の日高昆布を使っていて、旨み満点でした。
右下の緑色の和え物は、ユリ根、青菜、キュウリ、ツナなどを和えた物。
これがまたとても美味しかったです。
「美味しい美味しい」と喜びながら隣に座っていたCさんの妹の息子さん(義理の甥)に生ビールのお代わりをお願いし、私も次第に楽しくなってきました。
北海道の人はほんとにビールが好きです。
飲み会の場では、日本酒、焼酎、ワインなどよりも圧倒的に生ビールを飲んでいる人が多いことに気が付きます。
しかもこの時期、外がマイナス5℃でも冷たい生ビールなのです
けんちん汁にはクジラが
そして目の前に座ってた、先のSさん(独身、酒好き、料理上手い)が
「これ食え」
と出してくれたのが、けんちん汁。
北海道のけんちん汁には、塩クジラ(たぶんミンククジラ、多分ベーコン)が入っているのが特徴のようです。
脂が全体にまわり、実に美味しかったです。
最初はけっこう緊張しましたが、美味しいお料理とお酒でとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
でもやはりCさんのお父さんやお母さんに私がどう写ったかが心配です。
「あの(酔っ払い)嫁はダメだ」
そう思われていなければいいのですが。
気が利かなくて、親戚付き合いなどに疎く、粗忽(そこつ)な私ですが、一生懸命Cさんの家族と仲良くやってゆければと思っています。
21時頃に宴はおひらきになり、その後Cさんと二人で、いつものスナックのマスターの家に行き、麻雀&お酒ナイトでくつろぎました。
この夏には、また親戚一同で野外でのジンギスカン大会があるそうです。
その時はもう少し活躍出来ればと思いました。
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