広域通信制高校のウィッツ青山学園高校の「就学支援金不正受給」などが報道されています。同校とその学習センターの情報は不登校情報センターのサイトにも多数紹介しています。
『週刊朝日』12月25日号によれば、「就学支援金不正受給」と育英会資金の借入という資金面だけではありません。学習指導を含む教育活動がでたらめであるという指摘もきわめて重大です。
教育評論家の尾木直樹さんは、「今回の問題で、すべての通信制高校のイメージが悪くなることを懸念する」としたうえで、次のように論評しています。…
「世の中にはいい通信制高校もいっぱいあります。問題なのは、小泉政権がつくった『教育特区』で、教育理念のない株式会社が学校をつくれるようになってしまったこと。そしてそれを監視するシステムがなく、野放しになったことです」
不登校情報センターのウィッツ青山学園高校の学校紹介でわかることは、全国に40校あるという学習センター(LETSやキャンパスという)は、本校とは経営本体が異なるところもあります。これらを同一に扱うことは行き過ぎになると思います。
今回の事件の四谷LETSのホームページには、「お金が無くても卒業できる」として、「卒業率98%」「通学は年2回のスクーリング」「条件を満たせば返済不要の奨学金取得が可能」として生徒募集の時点に資金面と学習指導の危うさが出ています。
これらの点を踏まえウィッツ青山学園高校の全キャンパス(こちらで把握している31校)に生徒募集の方法の情報提供を依頼するとともにウィッツ青山学園高校本校には今回報道に関して発表した見解を求めました。
これに対して2015年12月17日付「ウィッツ青山学園高等学校在学生並びに保護者の皆様へ」という文書がすぐに送られてきました。後日掲載いたします。
〔ウィッツ青山学高等学校〕http://www.futoko.info/…/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%…