「スター・ウォーズ」新作、史上最短で10億ドルの大台突破
2015/12/28 07:45 JST
(ブルームバーグ):米ウォルト・ディズニー の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の世界興行収入は公開後12日間で10億ドル(約1200億円)を突破した。史上最短で大台を達成した。
調査会社レントラックが27日発表した資料によれば、オリジナルキャストのハリソン・フォードやキャリー・フィッシャーらが若手の新キャストと共演する新作の北米興行収入は封切り後2回目の週末に1億5350万ドルとなり、初公開された他4本の映画を抑えて首位の座を維持した。
好調な興行収入にはディズニー幹部さえも驚いており、スター・ウォーズのオーナーだったルーカスフィルムを2012年に買収したことに伴う機会がいかに大きいかを物語っている。映画や消費者向け商品からテーマパーク、テレビまでディズニーの全部門に好機をもたらしている。
レントラックのシニアアナリスト、ポール・ダーガラベディアン氏は「毎日記録を塗り替えている。リピーターの鑑賞が雪だるま式の効果をもたらしている」と指摘。中国では来月まで公開されないことを考慮すれば、10億ドルを突破したペースは「驚くべきだ」とした。
興行収入が10億ドルを達成するまでの期間はユニバーサル・ピクチャーズの「ジュラシック・ワールド」が6月に記録した13日間がこれまでの最短だった。スター・ウォーズ新作は封切り直後の週末の興行収入ですでにジュラシック・ワールドを抜いている。
レントラックによれば、同作品はクリスマス当日の興行収入も4930万ドルと過去最高を更新した。
レントラックによると、上位10作品の週末興行収入は2億7800万ドルと、1年前のこの時期に比べ56%増加。年初来の興行収入は7.1%増の109億ドル。週末の興行収入は25、26両日の実績と27日の推計を基に試算した。
作品名 興行収入 変化率 劇場数 劇場平均 収入合計 週 (百万ドル) (%) 収入(ドル)(百万ドル) =============================================================== 1 Star Wars 153.5 -38 4,134 37,136 544.6 2 2 Daddy’s Home 38.8 -- 3,271 11,862 38.8 1 3 Joy 17.5 -- 2,896 6,043 17.5 1 4 Sisters 13.9 0 2,962 4,685 37.1 2 5 Alvin And The 12.7 -11 3,705 3,428 39.4 2 6 Concussion 11.0 -- 2,841 3,872 11.0 1 7 Big Short, The 10.5 2,681 1,585 6,637 16.0 3 8 Point Break 10.2 -- 2,910 3,512 10.2 1 9 Hunger Games 5.3 -7 1,813 2,923 264.6 6 10 Hateful Eight 4.5 -- 100 45,366 4.5 1
原題:‘Star Wars: The Force Awakens’ Crosses $1 Billion in Sales (1)(抜粋)
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更新日時: 2015/12/28 07:45 JST