Updated: Tokyo  2015/12/28 13:14  |  New York  2015/12/27 23:14  |  London  2015/12/28 04:14
 

「スター・ウォーズ」新作、史上最短で10億ドルの大台突破

Share Google チェック

  (ブルームバーグ):米ウォルト・ディズニー の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の世界興行収入は公開後12日間で10億ドル(約1200億円)を突破した。史上最短で大台を達成した。

調査会社レントラックが27日発表した資料によれば、オリジナルキャストのハリソン・フォードやキャリー・フィッシャーらが若手の新キャストと共演する新作の北米興行収入は封切り後2回目の週末に1億5350万ドルとなり、初公開された他4本の映画を抑えて首位の座を維持した。

好調な興行収入にはディズニー幹部さえも驚いており、スター・ウォーズのオーナーだったルーカスフィルムを2012年に買収したことに伴う機会がいかに大きいかを物語っている。映画や消費者向け商品からテーマパーク、テレビまでディズニーの全部門に好機をもたらしている。

レントラックのシニアアナリスト、ポール・ダーガラベディアン氏は「毎日記録を塗り替えている。リピーターの鑑賞が雪だるま式の効果をもたらしている」と指摘。中国では来月まで公開されないことを考慮すれば、10億ドルを突破したペースは「驚くべきだ」とした。

興行収入が10億ドルを達成するまでの期間はユニバーサル・ピクチャーズの「ジュラシック・ワールド」が6月に記録した13日間がこれまでの最短だった。スター・ウォーズ新作は封切り直後の週末の興行収入ですでにジュラシック・ワールドを抜いている。

レントラックによれば、同作品はクリスマス当日の興行収入も4930万ドルと過去最高を更新した。

レントラックによると、上位10作品の週末興行収入は2億7800万ドルと、1年前のこの時期に比べ56%増加。年初来の興行収入は7.1%増の109億ドル。週末の興行収入は25、26両日の実績と27日の推計を基に試算した。


作品名   興行収入  変化率  劇場数  劇場平均  収入合計  週
      (百万ドル)  (%)       収入(ドル)(百万ドル)
===============================================================
1 Star Wars        153.5    -38    4,134   37,136    544.6    2
2 Daddy’s Home      38.8     --    3,271   11,862     38.8    1
3 Joy               17.5     --    2,896    6,043     17.5    1
4 Sisters           13.9      0    2,962    4,685     37.1    2
5 Alvin And The     12.7    -11    3,705    3,428     39.4    2
6 Concussion        11.0     --    2,841    3,872     11.0    1
7 Big Short, The    10.5  2,681    1,585    6,637     16.0    3
8 Point Break       10.2     --    2,910    3,512     10.2    1
9 Hunger Games       5.3     -7    1,813    2,923    264.6    6
10 Hateful Eight     4.5     --      100   45,366      4.5    1

原題:‘Star Wars: The Force Awakens’ Crosses $1 Billion in Sales (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロサンゼルス Rob Golum rgolum@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Anthony Palazzo apalazzo@bloomberg.net Bruce Rule, Charlotte Porter

更新日時: 2015/12/28 07:45 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。