中国、市場ベースのＩＰＯ制度に向けて前進－全人代常務委が承認

2015/12/28 07:37 JST

　　　　（ブルームバーグ）：中国の全国人民代表大会（全人代、国会に相当）の常務委員会は、企業の新規株式公開（ＩＰＯ）を登録制に移行するための証券法改正を来年３月にも行うことを承認した。

国営新華社通信が27日にマイクロブログで伝えたところによると、常務委は国務院による制度移行を認める決議を採択した。

中国では現在、中国証券監督管理委員会（証監会）がＩＰＯの門番としての役割を担っており、７人による上場審査委員会が各申請の審査に当たっている。登録制の下では、ＩＰＯの時期や供給は規制当局ではなく企業と市場に委ねられることになる。華泰証券は今月、新制度が導入されれば中国の証券会社の投資銀行業務は全面的に変化し、ＩＰＯの価格設定における権限が高まり、取り扱い量も増えるとの見通しを示していた。

原題：Chinese Lawmakers Pave Way for Start of Market-Based IPO System（抜粋）

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