池袋で大通りに停車中の観光バス炎上 現場騒然
28日午前8時45分ごろ、東京都豊島区池袋2の路上に停車中の観光バスから出火した。約20分後にほぼ消し止められたが、車体から激しく炎や煙が立ち上るなどし、現場は一時騒然となった。けが人はなかった。
警視庁池袋署などによると、バスは観光客を乗せて伊香保温泉(群馬県渋川市)に向かう予定だった。出火当時は出発前で乗客は乗っておらず、車内には男性運転手しかいなかった。運転手は「運転席後部の天井の蛍光灯から火花が出ているのを目撃した」と話しているといい、同署などが出火原因を調べている。
出火当時、現場付近にいた自営業の男性(67)は「火の勢いがすごく、ガラスが飛び散っていた。煙はビルの屋上ぐらいまで高く届き、車の前部から後部へ燃え広がっていった」と話した。現場はJR池袋駅西口から北西約700メートルの大通りで、沿道にビルや商店が建ち並ぶ地域。【宮崎隆、深津誠】