これで4冊目になるんだけど、多分1回も最後まで使い切ったことはない気がします。
これまでは2013年から文庫本サイズの「オリジナル」を3年連続で買ってきました。けれど、どれも途中で書くのが続かなかったんですよね。年間通して使ってはみたものの、途中3ヶ月がすっぽり抜けていたり、買ってから3ヶ月経った時点でそもそも持ち歩くのをやめてしまったり。
なのに、今年もまた買ってしまいました。2016年のほぼ日手帳を。しかもA5サイズの「カズン」。それも、ほぼ日のネット販売じゃなくてLoftで。
カバーは、デフォルトのやつではなく「ヒヤシンスと座る人」と題された、とある洋服ブランドのもの。中身のノートとセットで10000円とちょっと高いですが、手に取ったときの手触りがいちばんしっくりきたこちらを購入しました。
ついでにJET STREAMも。シャープ1+ボール(0.5)2のマルチタイプのやつ。
ちょうどいい太さと、マットブラックのカラーがかっこよすぎてすぐに購入を決意。いまはLAMY2000にJET STREAMの芯をぶち込んで使ってるんだけど、ノックのたびにカチャカチャ言うのがちょっとストレスで、新しいものがほしいと思ってたんですよね。
「書くこと」はバカにできない
最近は、積極的にノートにメモを取るようになってきたんです。なぜかって、「書くこと」って結構バカにできないなぁと気がついたから。ここ2ヶ月くらい、勉強していることや、その日思い浮かんだこと、起こったできごと、ブログの記事の骨子など、なんでもノートに書くようになりました。その他にも、本を読んでいて「これはめっちゃ重要だわ」と思ったことをつらつらと書くようにしていたら、なんとなく記憶の定着率が高まったような気がしたんですよね。
これはまだ「もしかしてそうなのか?」程度の憶測でしかないんだけど、自分の場合デジタルじゃなくて紙で読んだ方が記憶に定着しやすいような気がしている。ただ、紙とデジタルにおける記憶の定着率なんて効果測定しにくいから、一生答えは出ないんじゃないか。
— shimotsu (@shimotsu_) 2015, 12月 26
Kindleを読んで本を読んでる人の大半は「ハイライト機能」を利用して、自分にとって大事だと思われる箇所を記録していると思うんですけど、たぶん、そのほとんどはハイライトした3日後には忘れてると思うんですよ。自分がまさにそれに気づいて、なんとかして、せめてその本に書いてることのなかで1文でもいいから記憶に残したいと思ったとき、行き着いた先が「ノートに書く」という極めてシンプルな方法でした。
そこで、改めて「書く」という行為をもっと取り戻した方がいいんじゃないか? ということで、このたび気合を入れてほぼ日を買ったというわけなのです。
「書く」ことだけに集中したいなら、別に「ほぼ日手帳」じゃなくてもいいじゃん、って思うかもしれないですけど、これにもちゃんと理由があって。「ほぼ日手帳」って使ったことがある方はわかると思いますけど、めちゃくちゃ書きやすいんですよ。あの、てろってろの紙とJET STREAM(0.5mm)の相性が抜群に良くて、「書き欲」がものすごく刺激されるんです。これはもう、一度書いてみてください。絶対わかるから。
あと、大きめのA5サイズにしたのも、「ただ書くことに集中したいから」という理由。オリジナルの文庫本サイズは使ってみると意外に狭くて、もっと堂々と、大胆にスペースを使ってなにかを書きたい人にとってはちょっと窮屈なんですよね。
まずはとにかく書きやすい。オリジナルの時は紙面の制約から、書きたいことを厳選して小さな文字で書いていた。だが、カズンの紙面の大きさはサイズ感以上で、思ったこと、考えたことを容赦なく書き落とすことできる。
この感覚を手に入れたくて、今回は大きめのサイズにしました。
毎年買う度に、「なんか、来年こそは1年間使い続けられる気がする」と思いながら買っているんですが、今回こそはマジで使い続けられる気がする。いや、マジで。