知っている作家さんの収支を知れるとか!すごい!と思い手にとりました。
■森博嗣さんとは?
ドラマやアニメにもなっている『すべてがFになる』の作者です。
押井守監督作品の『スカイ・クロラ』の原作も書かれています。
個人的に『すべてがFになる』に出てくる真賀田四季が主役の『四季シリーズ』あんまり長くなくてすきです。
■作家の収支
【原稿料と印税】【その他の雑収入】【作家の支出】【これからの出版】の4章で構成されています。
原稿料と印税
原稿料や印税のことが事細かに書いてあります。
印税は本の価格の1割くらいという認識があり、本の帯などに「○○万部突破!」と書かれていたら「この人はこの×10のお金をもらってるんだな〜」と思っていました。
でも原稿料とか知る機会がありませんでした。
本を書くだけでなく、文庫の最後にある【解説文】や帯の【推薦文】を書くといくら、入試に使用された時の場合など、文章はあらゆるところに使われていることを再認識できました。
文章だけでなく表も使用されています。
『すべてがFになる』は1996年にノベルスが発売され、1998年に文庫化しました。
1996年〜2014年の発行部数の推移も載っており、一番売れたのはドラマ化した2014年で、発行部数も他の年とえらい違いでした。
その他の雑収入
作家さんのお仕事は書くだけではないそうです。
講演会やトークショーをされたらどのくらいか。
原作がドラマ化、アニメ映画などのメディアミックスしたらどんな感じかとかもあります。
試験問題の項目があり、森さんの文章が試験問題に使われていることにびっくり。
■ 大物作家さんの活動の広さを知れる面白さ
こんなに有名な作家さんが実際に体験して「これはいくらくらい」と書かれているのが面白いです。夢がある1冊だと思います。
収支だけでなく、森さんがこういう仕事をした、こういうオファをもらったというが事細かに書かれているので、作家さんの仕事が本を書くことだけにとどまらない、書くだけにとどまらない手広いお仕事なんだなという印象です。
ネットも普及して、色んなことができる時代ですよね。
この本にも「細かい利益を拾い集めるしかない」と書いてあります。
これをやれば成功する!なんていう一か八かに賭けるのではなく、手広く色々やってみてそこで何かしらのヒットがあった利益の得られるものを増やしていく時代だと教えてくれる1冊でした。