【東京聯合ニュース】福田康夫元首相は旧日本軍による慰安婦問題について、同問題を決着させることは政治的な決断であり、妥結案が示された場合はその決定について両国の国民が支持する必要があるとの考えを示した。東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで26日に行われたソウル・フィルハーモニー管弦楽団と東京フィルハーモニー交響楽団の合同演奏会で取材に応じた。
28日に開催される韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と岸田文雄外相の慰安婦問題をめぐる会談については、納得できる結果が出ることに期待を寄せた。
福田氏は今年、韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)元外交通商部長官ら両国政財界の重鎮と「韓日・日韓賢人会議」を発足させ、朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相に対し、両国の関係改善に向けた決断を促していた。