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全国の信号制御機 2割近くが更新時期超過12月27日 17時10分
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全国の信号機に設置されている信号の色などをコントロールする制御機のうち、20%近くに当たる4万基余りが更新時期を過ぎていることが警察庁の調査で分かりました。警察庁は事故につながるおそれがあるとして、更新の数値目標を初めて定め、制御機の更新を進めることにしています。
信号の制御機は信号の色や点灯時間をコントロールするもので、ことし3月末の時点で、全国でおよそ20万基の信号機に設置されています。これについて警察庁が調査したところ、更新時期の19年を過ぎているものが4万387基と、全体の19.7%を占めたということです。
更新時期を過ぎた制御機の割合を都道府県別に見ますと、福島県が33%で最も高く、次いで富山県が32.5%、愛知県が31.3%などとなっています。
警察庁によりますと、こうした制御機が故障し、信号が消えたり別の色が同時に点灯したりするなどの不具合が、昨年度314件起きたということです。信号の不具合が原因の交通事故は、今のところ確認されていないということです。
制御機の更新は厳しい財政状況の影響でなかなか進まず、このままのペースでは更新時期を過ぎたものは10年以内に30%を超えると予測されています。
警察庁は故障すると事故につながるおそれがあるとして、平成32年度末までに全国で4万3000基を更新するという数値目標を初めて定めるとともに、更新費用の半額を補助するなど制御機の更新を進めることにしています。
更新時期を過ぎた制御機の割合を都道府県別に見ますと、福島県が33%で最も高く、次いで富山県が32.5%、愛知県が31.3%などとなっています。
警察庁によりますと、こうした制御機が故障し、信号が消えたり別の色が同時に点灯したりするなどの不具合が、昨年度314件起きたということです。信号の不具合が原因の交通事故は、今のところ確認されていないということです。
制御機の更新は厳しい財政状況の影響でなかなか進まず、このままのペースでは更新時期を過ぎたものは10年以内に30%を超えると予測されています。
警察庁は故障すると事故につながるおそれがあるとして、平成32年度末までに全国で4万3000基を更新するという数値目標を初めて定めるとともに、更新費用の半額を補助するなど制御機の更新を進めることにしています。