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JR函館線のトンネル火災 鎮火も復旧見通し立たず
12月27日 18時21分

JR函館線のトンネル火災 鎮火も復旧見通し立たず
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27日朝早く、北海道旭川市などを通るJR函館線のトンネルで火災があり、火はおよそ7時間後に消し止められました。これまでにけが人は出ていませんが、86本の列車が運休するなどの影響が出ていて、復旧の見通しは立っていません。
27日午前5時ごろ、旭川市と鷹栖町にまたがるJR函館線のトンネルの中で架線から火花が出ているのを、回送列車の運転士が見つけました。
通報を受けて消防や警察が調べたところ、架線のほかに、トンネル上部からの水漏れを防ぐために、天井や壁の一部に付けられたウレタン製の防水板が燃えているのが確認されました。
トンネルの中に煙が充満したため消火に時間がかかり、火はおよそ7時間後の正午前に消し止められました。火事によるけが人や列車への被害は出ていません。
JR函館線は深川駅と旭川駅の間の上下線で運転を見合わせていて、復旧の見通しは立っていないということです。この影響で、札幌と旭川や稚内などを結ぶ特急など合わせて86本の列車が運休したり運休を決めています。
JR北海道によりますと、回送列車の運転士が火花を確認するおよそ1時間前の午前4時すぎに、現場のトンネル内で架線の電流か電圧に異常が検知されたため、一時的に送電をストップしていたということです。
警察や消防は現場検証を行うなどして、火事の原因を調べています。

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