韓国の都心や山中でイノシシが相次いで出現…大声を出すと危険

韓国の都心や山中でイノシシが相次いで出現…大声を出すと危険

2015年12月27日11時53分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  クリスマスの大邱(テグ)の都心で野生のイノシシの群れが出現し、1頭が射殺された。25日午後8時18分、大邱市東区鳳舞洞(ポンムドン)国際学校交差点に体重50キログラムのイノシシ3頭が現れた。住民の通報を受け出動した警察は拳銃6発を撃って1頭を射殺した。

  警察は銃声に驚いて逃げたイノシシ2頭を探している。警察関係者は「近隣の八公山(パルゴンサン)からえさを探して都心に下りてきたようだ。幸い住民への被害はない」と話した。

  攻撃性が高いイノシシの群れが相次いで現れ注意が必要だ。イノシシの攻撃により住民が死亡する事故まで発生しているためだ。

  15日午後12時10分ごろ、江原道三陟市湯谷里(カンウォンド・サムチョクシ・タンゴクリ)の山中で住民2人がイノシシ4頭の襲撃を受けた。このうち脚を噛まれた1人が病院に搬送されたが出血多量で死亡した。

  先月21日には50代の主婦がイノシシに噛まれ死亡した。この日午後1時40分ごろ、56歳の妻と58歳の夫が慶尚北道軍威郡召保面(キョンサンブクド・クンウィグン・ソボミョン)の山に上ったところ集落の入口でイノシシ1頭に出会った。夫婦はともに逃げたがイノシシは妻の太ももなどを数回にわたり噛んだ。驚いた夫が大声を出してイノシシを追い払おうとしたが攻撃を防げなかったと警察は伝えた。

  イノシシ11頭を発見され射殺される状況も起きている。先月26日午後6時50分ごろ、釜山市江西区新湖洞(プサンシ・カンソグ・シンホドン)でイノシシが出現したとの通報が寄せられた。警察が出動する間にイノシシは海を泳いで対岸の埋立地に向かった。

  警察は猟師を呼んで5時間後の午後11時40分ごろに大人のイノシシ4頭と子ども7頭の11頭を埋立地で見つけすべて射殺した。警察は加徳島(カドクド)に生息するイノシシがえさを探して2キロメートルの距離を泳いで新湖洞にやってきて、再び埋立地に行ったものとみている。

  野生のイノシシに会った時には驚いて大声を出すとさらに危険だ。イノシシの目を見て落ち着いて後ずさりして木や岩の後に隠れるのが効果的だ。
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