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大阪「王仁塚の環境を守る会」メンバー 釜山訪問

【釜山聯合ニュース】4世紀に百済から日本に渡り漢字や儒教などの学問を伝えた王仁博士の精神を継承した日本人4人が24日、韓国南東部の釜山を訪れた。

 王仁博士は天皇の招請を受けた百済が日本に派遣した学問の師。論語や千字文などの書物を携え、陶工や鋳物師、瓦師と共に日本に渡り、飛鳥文化の基盤を築いた人物とされる。

 王仁博士の墓とされている「伝王仁墓」は大阪府枚方市にあり、大阪府史跡に指定されている。

 この日、釜山を訪れたのは枚方市の「王仁塚の環境を守る会」の柳村順会長ら4人だ。地元の大学生11人と会い、王仁博士が日本で尊敬されている理由などについて話を聞かせた。

 王仁塚の環境を守る会のメンバーは、日本で定期的に王仁博士をたたえる行事や墓域の清掃などを行っている。王仁博士の血を引いているわけではないものの、学問的な精神を継承しているという意味で、自身らを「王仁の子孫」と称している。

 柳村会長は「王仁博士が日本に渡る前、最後に踏んだ故国の地である釜山を王仁の子孫と言える人が公式訪問したのは、この1600年で初めてとなり、感激している」と述べた。また「王仁博士が日本文化のルーツであることは誰も否定できず、よく知っているため、尊敬せざるを得ない」と説明した。

釜山の大学生と交流する守る会のメンバーら=24日、釜山(聯合ニュース)釜山の大学生と交流する守る会のメンバーら=24日、釜山(聯合ニュース)

stomo@yna.co.kr