自分で判断する重要性 松本おかんの会が「ワクチンのお話」

子どもに関わる添加物や遺伝子組み換え食品などについて学ぶ松本おかんの会(堀金和美代表・12人)は11日、ホメオパスト(自己治癒力を使う同種療法=ホメオパシー=の専門家)の小島利恵さん(40、新潟県上越市)を講師に、「ワクチンのお話in松本」を松本市庄内公民館で開いた。4児の母で、産科や助産院などで看護師をした小島さんが話す思いや情報に、小さな子ども連れの母親ら46人が熱心に耳を傾けた。
小島さんは、次女が難治性のアトピー性皮膚炎で余命宣告を受けたのを機にホメオパシーと出会い、「丁寧に暮らすこと」を学び始めた。そのころ子どもにBCG接種を促されたが、病気のため普通の病院では受けられない。6歳までと宣告されたわが子が肺結核にかかる確率、危険を冒して予防接種を受けるリスク…。次々と疑問が湧き、医療に携わりながら予防接種の推進、反対の両面を学んだ。
小島さんは、ワクチン接種で罹患(りかん)率や死亡率が下がったグラフを示し「戦争終結や公衆衛生の向上などから、命を落とすこと自体が減った背景もある。年代や表示の仕方で印象が変わる」。1つのデータだけ見て不安に思わず、さまざまな角度から探り、自分自身で判断する重要性を訴えた。
また、ワクチンに保存剤として添加される「チメロサール」は水銀で自閉症の発症と、「アルミニウム」は脳に変性をきたしアルツハイマーとの関連が疑われていると説明。「食事には気を付けるのに、予防接種の添加物は無条件に取り入れている」と指摘した。
ワクチン培養に使った動物しか持たないウィルスが、日本人の乳がん患者から多く見つかっている。子宮頸(けい)がんワクチンは、治験の段階から問題が多く起きており導入に反対したことも紹介した。
最後に「私が話したことも疑ってほしい。自分で情報を集めて学び、子どもの命や未来に関わるものをきちんと選ぶことが大事。ウィルスがすみたくない体をつくるため、丁寧に『食う・寝る・出す・遊ぶ・笑う・温める・鼻呼吸』を考えて暮らしてほしい」と呼び掛けた。
(上條香代)