北京=斎藤徳彦
2015年12月27日19時33分
中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)は27日の常務委員会で、すべての夫婦が2人の子どもを持つことを認める人口・計画出産法の改正案を採択した。来年の1月1日に施行され、1979年以来続いてきた「一人っ子政策」は終了する。
法改正により、1月1日以降に生まれた子どもは2人目であっても全員が「合法」とされて戸籍が認められる。中国政府は少子高齢化で将来の働き手世代の人口が急減する事態を食い止めるため、人口が増えることを警戒していたこれまでの姿勢を転換。2人目を産むことを奨励するために、改正法は育児休暇を延長する方針も盛り込んだ。(北京=斎藤徳彦)
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朝日新聞国際報道部
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