目次 ・プラグのかぶりとその解決法について こちらのページの内容も私の経験と知識のみの話なので バイク初心者、単気筒ガンマウルフ初心者の方用のページです RG125ガンマ ウルフ125 RG200γ WOLF200 【不調原因&解決法】+作業難易度 難易度 数値→【】内 |
ガンマウルフ系統特有症状と解決法 このバイクの不調の上位の原因例だと思うのでこの二つがネックになる事が多いです。 普通には動くけれどもプラグが頻繁にカブったり吹け上がりの途中でひっかかりがあるような場合(キャブ燃調元から濃すぎ=ニードルで解決)ですね。10000rpm以上が異様に鈍いのなら排気デバイスの掃除かOHをするといいでしょう。ピストン抱きつきなどほかに酷い故障がなければこれで快調になる可能性がかなり高いです。 ●ジェットニードル段数(キャブ)の問題● ※ニードル位置変更はレースの世界(厳密に追い求める世界)等では基本的に×です、すごく広範囲に大きくセッティングがかわってしまいますから。ただしかぶったり不調になる位濃い場合はそれ位の大きな変更がちょうどいいようなので推奨しています。乗り方の好みでされるか決めてもいいかと思います ●排気デバイス固着か脱落● また最後に固着が酷い時はバルブ自体が完全に動かなくなってしまい排気バルブ自体を抜く異様に固くなる事があります、そのシリンダーヘッドをはずしてシリンダー内部から押すか、もしくは左右連結のピンにスパナをひっかけテコの原理で抜くしかない場合もありました(あて木でもしていためないようにしてください)。これらさえ出来れば難しくありません。 ●キャブの燃料フィルターの詰まり●難易度【2】 ●キャブ清掃●
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その他の不調原因例【 】内は難易度 大体可能性が高い順に並んでいます。CDIあたりから下はあまり起こりにくいです 【1】プラグのかぶり、寿命 →掃除OR交換 【1】CDI故障=回転があがらなくなるなど症状多数 →まず交換しかない
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初めてこのバイクを入手した場合の手順(エンジンかかる場合 0、キーをオンとオフの中間で止めてオイルランプが点灯するか確認(オイル切れ焼付防止の為 1、エアクリフィルター掃除(これがないとセッティングもなにもないので) 2、ジェットニードル位置変更(ノーマルのままだとどの車体もかぶり易いため) 3、排気デバイスチェック(このバイクで一番不調になる場所のため)→だめなら掃除 排気デバイスチェックは外部のプーリーが動いているだけでは絶対大丈夫とはいえません。外部が動いても内部が固着していることがありますので(←途中にスプリングが内臓してあり外部からの力を受けきれないと逃がすようになってるからです)。排気デバイスカバーをはずして排気デバイスを直接見えるようにして目視で確認しないと確実ではありませんよ。 排気デバイスは基本的に固着して不調の原因になる確率が非常に高く、更にある程度定期的に掃除すると弱点のピンに負担がかかりにくくなって寿命延命になるのででやって損はありませんよ
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200系統を入手された方への注意点 ・パーツリストのキャブのパイロットジェットの品番が誤植で間違っていますのでそのまま注文すると22、5番が来てしまいます。22、5ではなく正しくは30番です。ただし30番だとかぶりやすかったり濃かったりしますので個人的には27、5番以下がお勧めです。実際22、5番間違えて私もつけてしまってましたが問題なく快調でした。 ・またそのキャブのパーツリスト図柄もオイルニップルがついているなど125のものを誤植したようです ・ガンマ200はサイドスタンドスイッチが振動で誤作動して走行中エンジンキルスイッチが微妙に働き不調を訴えることがあります。オイルをさしてしっかりサイドスタンドスイッチを作動させないようにするか、サイドスタンドスイッチ自体を殺してしまうかスイッチが作動しないように固定してしまいましょう。 ・200もニードル段数2段が推奨です。 |
ガンマ系統でポジションがつらい方 純正セパハン利用でのハンドルアップ方法です。軽く2箇所に手を入れればこのような方法でハンドルアップが出来ます費用はほとんど0円に近いかな?特殊な工具を使わないのも可能 |
キャブセッティング初心者用
料理で言ったら味付けの事です。いつもより材料を多く使った時には調味料もそれに合せて多くする必要がありますよね 材料(チャンバー、パワフィル等パーツ)が変わったらそれに合せた味付けをしなくてはいけないわけです。それがキャブセッティングです。 |
バイク初心者の方だとキャブセッティング自体の事をまだ分かってない方がいるので(当然ですし自分も全然分かってないんですが)一応その事について軽く書いておきたいと思います。 まずキャブセッティングはチャンバーを変えた時や特にエアクリ入り口の拡大(パワフィル含)等で空気吸入量が増えた時などちゃんと行わないとパワーが出ないどころか回転不調、最悪の場合エンジン破壊に及びます。本当に壊れますよ〜みんなよく壊してますね、いわゆる焼きつきです。 とにかく吸排気系統を改造するならまずはある程度は自分でキャブセッティングを理解しない事には始まりません。まずは「キャブセッティング」と検索して勉強しましょう、そしてキャブセッティングがどんなものか知ってみてください。そうしないと質問しても答えが理解できませんし回答しようがないのです。そうはすれば何が危険がどのようにすればいいか自分で大体分かるようになります。別に難しくありませんよっ。「プラグの色は狐色でした!」と胸張って言われてよく聞いているとアイドリング中にプラグ外して見た色でしたとかだと話になりません(笑)。例えばプラグの色を見る時にはプラグチョップと言って連続全開走行中にキルスイッチ&クラッチでエンジンを止めてそのままプラグを見なければいけません。最低限の知識をつけてからチャレンジしましょう。 |
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このバイクに合う2ストオイル バイクのエンジンはその自社メーカーオイルに合わせた設計で作られます、よって多少チューンしても指定オイルのCCISが一番トラブルがなく安全ですのでこれを入れておけばまず間違いありません。ヘタに高いオイルの方が不調になったりする可能性は少し高いのです(別に不調になるわけではないですけど不確定要素が増えるという事です)。「値段が安いものはよくない」「2ストオイルといったらカストロ」というような考えはここでは捨てた方がいいです。理由は上記の通りですが細かくいいますとCCISは粘度が#30番でカストロ等は#20番だそうです。このエンジン、特にオイルポンプは当然#30番用に作られていますからカストロ等を入れるとやわらかすぎてオイルが沢山供給され逆に燃焼の妨げになりシリンダークリアランスの問題も出てくるかも?少なくとも迷ったり知識がない場合はこれを入れておけば間違いはありません。 かと言ってそれ以外入れるなというわけでは決してありません。レーサーエンジンいじれる方でしたらその経験や知識からいくらでも色々なオイルを試すのがいいでしょう。また燃焼するとちょっとCCISは臭いのです。自分は気にしませんが気になる人からしたら致命的かもしれませんね(笑) オイル比較 ・CCISスーパー: ・ヤマハオートルーブスーパー(青缶?): ・カストロ ・CCISタイプ02 特に極限チューンしたり改造しない人、またあまりバイクの知識のない人はCCISスーパーかヤマハオートルーブスーパーが無難でしょう。その他にもヤマハの高性能オイルや他メーカーのもの、カストロのものだってご自分でエンジンをいじるスキルと知識がある方は使うのもいいと思います。それぞれの人にお勧めがあると思いますので気になる方は掲示板等で質問してみましょう。私は分かりませんので他の人が教えてくれるはずです(笑) ギアオイルについて |
不調に悩んでいる方へのアドバイス まず上記のよく出る不調原因を解決してみてそれでもダメなら出来るだけノーマルに近づけましょう。オイルもCCIS(カストロ等高級オイルの使用は回復後にして下さいね)等指定のものを使い、特にエアクリボックスに追加の自作穴などがあったら極力塞いでノーマル状態にしてください。ノーマルと違うところがあればあるほどチェックしなければならない項目が増えてきます ・正しい取り付け ←怪しい素人整備 ・正しいパーツ ←怪しいパーツ ・正しい状態 ←怪しい改造 ・正しいメンテナンス ←放置プレイの限りを尽くされた車体 改造するなって言うんじゃないですよ。なにしろ自分のマシンなんか怪しさコンテストあったらいいところイケそうですから(笑) |
よくある疑問/質問 ・イチ削りした場合のメインジェット番手は? ・2ストオイルはどこから入れたらいいんですか?エンジンのキャップから注ぎましたが警告ランプが消えません ・2ストバイクは初心者の乗るバイクではないのてすか・・? ・4000rpmも回っているのに前の4ストと違って加速しません!壊れてますか?! ・125エンジンと200エンジンはポン付けできますか? ・その場合他に入れ替える必要があるのは? ・200CCを買いましたが4ストみたいなフィーリングなんですが・・・ ・このバイクの燃費はどれ位が平均ですか? ・このバイクのオイル燃費はどれ位ですか? ・ウルフにガンマのカウルつけられますか? ・チャンバー変えたらオイルポンプも調整必要ですか? ・すごく煙いんですが・・・: ・すっごく臭いんですが・・・: ・サイレンサーからオイルが飛びすぎます: ・CCISにしたけどサイレンサーからオイルが飛びすぎるのでオイルポンプを規定より絞りました: ・じゃあどうすればいいんですか? ・なんとかキャブセッティングしてオイル飛びは無くせましたが2スト特有の排気ガスが気になります: ・背景が黒い変なページを見てその通りにしましたがバイクが壊れました、どうしてくれるんですか?: ※架空の質問ですよ(笑) |
●ガンマとウルフの相違点(互換性) ・エンジン: 基本的に同一だがウルフはシリンダーが黒く塗装されておりシリンダーヘッドに水温センサーがなくラジエターに設置 ・フレーム: 基本的に同一だがカウルのためのマウントや穴だけがガンマにはついている(=ウルフにカウルは付かない ・フロントフォーク: ガンマが倒立ウルフが正立(当然三叉も) ・アクスルシャフト: フロントは互換性なし。リアはウルフの方が長い ・ハンドルバー: 取り付け部分太さとハンドル高さ ・フロントブレーキ: ガンマが対抗4ポッド ウルフが片押2ポッド ・Fブレーキマスター: ガンマは別体式 ・スイングアーム: ガンマが湾曲スイングアーム、ウルフがストレート。 ・メーター: 外観も違うが機能的にウルフはウインカーランプが左右共用の1個 ・水温計: ガンマはアナログメーター。ウルフは警告灯だけ。 ・メーターステー: 何とか付かない事はないですが角度が・・・(=互換性はなし) ・サイドスタンドスイッチ: 95年式以降の125と200tは有り ・リアサス: 減衰力などが微妙に違う。強さ比較→ ガンマ200>ウルフ200、ガンマ125>ウルフ125 ・ラジエター: 大きさ性能は同じだがウルフにはサイドガードとここに水温センサーが付く ・カウル: 当然ネイキッドとフルカウルの違いがあり、そのためのフレームマウントがウルフにはない。 ・ミラーマウント: ウルフはハンドルマウントミラーのためクラッチやブレーキホルダーに有り ・ワイヤー: メーターケーブルやクラッチ、アクセルワイヤーの長さが当然違う ・フロントホイールカラー: ガンマの方が長い ・ステップ素材: 95年式以降はステップの材質が違うというとある情報も・・・(自分では未確認) ●125と200編 ・もちろんエンジン ・125と200ではスイングアーム長さが20ミリ違う ・チャンバー ・CDI ・キャブ自体が違うが口径はタイプはほとんど同じに見えます。 ・エンジンのオイルラインが違う(200はキャブにオイルが流れない ・メーター:180km/hメーター&回転数スケール ・ウインカーリレー: 200はスイッチに反応早く125は1テンポ遅い(ただし取り付け端子が違うのでポン付け不可。要加工) ・リアサスの強さ: ガンマ200>ガンマ125=ウルフ200>ウルフ125 ・タイヤ&ホイール:ガンマ200のみラジアル指定でリアがワンサイズ太い 何故ガンマ200のリアサスが特に強化されてるかやっと納得出来た気がします、速度域の問題かと思ってましたがガンマ200だけはホイールが太くタイヤも太いことでバネ下重量が大きいかの方が大きいような気もしますね
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