先週、サムスン電子から特許侵害の損害賠償5億4800万ドル(約659億8000万円)の支払いを受けたアップルが「付随的賠償および利子」名目でさらに1億8000万ドル(約216億7000万円)の支払いをサムスンに請求した。アップル・サムスン間の特許訴訟は、2011年4月から4年8カ月続いている。
アップルは今月23日(現地時間)、カリフォルニア州北部の連邦地裁に「12年に陪審員団が損害賠償を決定した後も、サムスンは該当の電子機器5種類の販売を続けて利益を得ており、その利益についても賠償すべき」と訴え出た。12年当時、陪審員団はサムスンがアップルに10億ドル(約1200億円)を賠償すべきと決定したが、今年5月に連邦控訴裁が賠償額を5億4800万ドルに減額していた。
サムスン電子の関係者は、アップルの追加賠償請求について「まだアップルや米国の裁判所から公式の通知を受け取っていない」と語った。しかし、サムスンも反撃を準備している。とりあえず控訴裁の決めた賠償額をアップル側に支払った後、アップルによる追加の訴訟とは関係なく、事件の上告を許可してほしいと連邦最高裁に申請を出した。この申請が受理されれば、連邦最高裁は120年ぶりにデザイン関連の特許事件を取り扱うことになる。