おまけのカードが付いていなくても 爆発的に大ヒットしたんですよね
[買い取り拒否が相次いだ ゲームボーイの中でも伝説的なゲーム]
[遊戯王デュエルモンスターズ コナミ ゲームボーイ]
1998年発売 ジャンル カードゲーム 参考価格350円
記事のネタバレ度 高め バーチャルコンソールで配信無し
攻略に必要なプレイ時間 15時間
この世には、無くてはならない、相棒的な物が数多く存在します。
納豆に醤油
お刺身に醤油
目玉焼きに醤油たまにソース
なんて感じで、相棒が無ければ困る存在です。
そんな今回の、ゲームにとって最高の相棒が居なかったらどうなるのか?
遊戯王デュエルモンスターズの感想です(*’▽’)
デュエルモンスターズとはどんなレトロゲーム?
このデュエルモンスターズですが、
1998年にコナミから発売された、
ゲームボーイ専用のカードゲーム作品でした。
遊戯王という作品は、「高橋和希」原作の大人気漫画で、
初期の遊戯王は、
「不気味な遊びで対決する」という雰囲気が残っていた時期で、
「藤子不二雄」作品の「魔太郎が来る」の様な、
なんとも、後味の悪いストーリーが人気の漫画でした。
しかし、徐々にカードゲームが主体のストーリーに変わって行き、
カードゲームブームを引っ張る、象徴的な作品へと変わっていたのでした。
そんな遊戯王と、子供に大人気のゲームボーイが、
タッグを組んだらどうなるのか?
爆発的な大ヒットになるという訳ですね。
そんな、記念すべき初めてのゲーム化作品なのでした。
ゲームの目的は、
様々なキャラクターとカードバトルをしながら、
物語を進めていくタイプのゲームなのですが、
イベントシーンというものは殆どなく、
ストーリーよりも、カードゲーム自体を楽しむ作りになっていましたね。
ゲームのシステムは、オーソドックスなカードゲームで、
今までもカードゲームは有りましたが、
RPGの要素をプラスしたのは、珍しかったのかも知れません。
デュエルモンスターズというゲームの流れは、
カードを一枚引く
手持ちのカードから一枚モンスターカードを出す
相手のモンスターとどちらが強いのかを決める
相手のライフを減らしていく
また次のターンに戻る
こんな繰り返しで進んで行きます。
相手に勝つとカードが貰えまして、
そのカードを貯めながら、どんどんデッキを強化して、
来たるべき、友達との戦いに備えるという作品でした。
私も発売日に購入しまして、
時間を忘れて遊びまくった、偉大なゲームの一本でしたね(^◇^)
デュエルモンスターズの感想でもあり レビューでもあり
[基本的には、相手を100回倒す]
このゲームですが、ルールはいたってシンプルです。
強いカードを出して、後は殴る。
たったのこれだけです。
強いカードさえ出せば、殆ど負けることはありません。
本来の、デュエルモンスターズのルールでは、
沢山の対処法が用意されていまして、
その対処法を考えるのが楽しい作品だったはずなのですが、
このゲームでは、そんな複雑な方法はありません。
つまり、
最強のカードを先に出せば勝ち、
最強のカードを先に出されれば負けという、
本来のカードゲームなら、絶対にダメなルールなのでした。
しかし、子供にはシンプルなルールの方が遊びやすかった為に、
この大雑把過ぎるルールだったとしても、大歓迎だったんですよね。
そんなゲームでしたので、
とにかく最強のカードを集めるのが目的でした。
ではどうやって、最強のカードを手に入れるのか?
相手と、戦って、戦って、戦いまくって、
カードを強奪するという訳ですね。
このゲームでは、
相手に勝てば勝つほど、強いカードを貰えるシステムだったので、
とにかく相手をボコボコにするんです。
そして、一番強いカードを貰うには、
「相手を100回倒さなければいけない」というルールでした。
この100回倒すというのが、本当に大変で。
だいたい3分位掛かりますので、約5時間は掛かっていたでしょうかね。
それでも、頑張ったご褒美は最高でしたので、
RPGで最強装備を集めるかの如く、カードを集めるのでした。
そんな、全てのカードを集めるには、
「軽く100時間は掛かる」凄すぎる作品なのでした(*´з`)
(ここからが、ようやくスタートラインなのですから、いかに凄いのかはご理解いただけると思います。)
[ゲームにとって最大の相棒が居ないと 大変なことになる?]
このゲームには、
RPGになくてはならない、
大事なシステムが搭載されていませんでした。
その大事なシステムとは…「セーブを消す」機能です!!
セーブを消す機能が無いとどうなるのか、
ゲームのイベントが楽しめない
(初めて戦う時に少しだけ相手の台詞が違います)
カード集めが楽しめない
(前のプレイヤーがカード集めをしていたら、全く楽しめません)
中古ショップで買い取りを拒否される、となります。
この、中古ショップで買い取りを拒否される理由が、
「ゲームがつまらない」という理由なら問題はありません。
しかし、ゲーム自体は、
とても面白い作品だったと思います。
その理由が、セーブデータを消せないから、お店に並べる事が出来ない、
という前代未聞の理由だった訳ですね。
このゲームは爆発的に大ヒットしたので、
どこのお店も品切れが続出していたのですが。
お店側も「セーブデータが消せない」という理由だけで、
泣く泣く買い取りを拒否しなければいけないという、
なんとも悲しい理由だったんですね(;´・ω・)
デュエルモンスターズのまとめ
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そんな状況を打破するべく、データをリセットする方法が存在したそうで、
その方法というのが、
「カセットの電池を外して、強制的に初期化する」という力技だったそうです。
しかし、電池を外すには専用のドライバーが必要だったようで、
ほとんどのお店では拒否されたそうですね。
デュエルモンスターズという作品は、
今でも続く大人気シリーズなのですが、
その理由は、「おまけの強力なカード付いて来る」というのが、大人気の理由でした。
ですので、発売から一か月もすると、
新品同様のゲームが格安で購入出来ましたので、
カードが欲しい人は、発売日に新品で買う。
ゲームだけが欲しくて、カードがいらない人は、中古で買う。
こんな、不思議な光景が毎年の様に繰り返されるのでした。
しかし、初代にはおまけのカードは付いてきませんでした。
厳密には、付いてきたのですが、実際のカードゲームでは使用できませんでしたので、
まさに、普通のおまけカードといった感じでした。
それなのに、爆発的な大ヒットになった訳ですから、
いかに皆が熱狂して遊んでいたのかを、改めて思い知らされましたね(/ω\)
そんな今回の、どんなに面白いゲームでも、
大事な相棒が居ないと、買い取りを拒否されるんだなと分かった
遊戯王デュエルモンスターズの感想でした(*^▽^*)