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きょう日韓局長協議 慰安婦問題で詰めの調整12月27日 4時17分
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政府は、28日の日韓外相会談を前に、27日、ソウルで外務省の局長協議を開き、いわゆる従軍慰安婦の問題の妥結に向けて創設を検討している新たな基金の規模や、合意に至った際には2度とこの問題を蒸し返さないという確約を韓国側からどのような形で取り付けるかなどを巡って、詰めの調整が行われる見通しです。
政府は、28日に行われる日韓外相会談を前に、27日、ソウルで外務省の局長協議を開くことにしており、日本側から石兼アジア大洋州局長が、韓国側からはイ・サンドク(李相徳)北東アジア局長が出席します。
この中では、政府が慰安婦問題の妥結に向けて創設を検討している元慰安婦を支援するための新たな基金の規模を巡って、数十億円程度を求める韓国側との間で、依然、隔たりが大きいことから、引き続き協議することにしています。
さらに日本側としては、両国間で合意に至った際には、2度とこの問題を蒸し返さないという確約を、韓国側からどのような形で取り付けるかも焦点の1つになります。
これについて外務省幹部はNHKの取材に対し、「合意した際には、両外相が『今回の合意は不可逆的なものだ』ということを確認し、会談後に発表することも選択肢の1つだ。合意文書を作るかどうかまでは詰まっていない」と述べていて、28日の外相会談に向けて詰めの調整が行われる見通しです。
この中では、政府が慰安婦問題の妥結に向けて創設を検討している元慰安婦を支援するための新たな基金の規模を巡って、数十億円程度を求める韓国側との間で、依然、隔たりが大きいことから、引き続き協議することにしています。
さらに日本側としては、両国間で合意に至った際には、2度とこの問題を蒸し返さないという確約を、韓国側からどのような形で取り付けるかも焦点の1つになります。
これについて外務省幹部はNHKの取材に対し、「合意した際には、両外相が『今回の合意は不可逆的なものだ』ということを確認し、会談後に発表することも選択肢の1つだ。合意文書を作るかどうかまでは詰まっていない」と述べていて、28日の外相会談に向けて詰めの調整が行われる見通しです。