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 26日の台湾・中央通信によると、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長(会長)は25日、経営再建中のシャープについて、「2年もらえれば財務の赤字を解消し、3年目から利益を出すことができる」と述べ、買収に意欲を示した。

 郭氏は鴻海が出資する「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」(堺市)を黒字化した経験を踏まえ、「同じような方法で、シャープ本社を助けたい」と語った。また「今の問題はSDPではなく、シャープ本体でもない。(官民ファンドの)産業革新機構が技術流出を心配しており、これが(再建を)阻んでいる」と強調した。

 郭氏は25日にSDPの忘年会に出席した後、台湾のテレビ局の取材に応じた。(時事)