【ソウル聯合ニュース】韓国証券業界の再編をもたらす大宇証券の買収合戦で、未来アセットが勝者に決まった。
大宇証券の大株主である政府系の韓国産業銀行は24日、大宇証券、産銀資産運用の売却の優先交渉対象に未来アセット・コンソーシアム(未来アセット証券と未来アセット資産運用の企業連合)を選定したと発表した。未来アセットは大宇証券の普通株1億4048万1383株(持ち株率43.00%)などを取得する。
買収額は非公開だが、政府当局や金融業界によると未来アセットは本入札で2兆4500億ウォン(約2527億円)程度を提示し、競合他社を制したとされる。
未来アセットは大宇証券の買収により、韓国の証券最大手となる。未来アセット証券の自己資本は9月末現在3兆4620億ウォンで、証券業界4位。業界2位の大宇証券の自己資本(4兆3967億ウォン)が加われば、現在の業界1位であるNH投資証券(4兆6044億ウォン)を3兆ウォン以上も上回る巨大証券会社となる。