ロッテ製菓は23日、2004年にインド市場に参入して以降、海外進出11年で累計売上高が今年5兆348億ウォン(約5190億円、9月末現在)に達したことを明らかにした。インド、カザフスタンなどで順調に売り上げを伸ばした結果だ。海外進出1年目に1050億ウォンだった売り上げは、昨年には9倍近い9310億ウォンにふくらんだ。今年は海外進出以来初めて1兆ウォンの大台に達する見通しだ。
ロッテ関係者によると、インドではチェンナイ、デリーの工場で生産するチョコパイの市場シェアが90%に達している。今年1-9月のインドでの売上高は700億ウォンで、通年では890億ウォンを超えるとみられる。カザフスタンでは2013年、現地の製菓大手ラハットを買収し、昨年は2700億ウォンを売り上げた。
辛東彬(シン・ドンビン)会長(日本名・重光昭夫)は年初来、ベトナム(3月)、インド(8月)、ロシア(12月)の工場を訪問し、製菓事業の陣頭指揮を取っており、最近は日本のロッテとの協力を強化し、相乗効果を高めようとしている。