野球:サムスン、今季48本塁打ナバーロに「誠実さ」求めるも…

契約更新できない可能性高まる

野球:サムスン、今季48本塁打ナバーロに「誠実さ」求めるも…

 韓国プロ野球サムスン・ライオンズに赤信号がともった。主軸打者でレギュラー三塁手の朴錫ミン(パク・ソクミン)がフリーエージェント(FA)でNCダイノスに移籍したのに続き、同じく主軸打者の二塁手ヤマイコ・ナバーロ(28)=写真=まで同球団を去る可能性が高まったからだ。サムスン側は23日、「ナバーロは球団の最終的な契約更新提示案に返事をしなかった。期限(12月31日)前に劇的な逆転が起こらない限り、彼は来年サムスンのユニホームを着ることがないだろう」と明らかにした。

 ドミニカ共和国出身のナバーロは2014年に韓国に来てサムスンに入団、これまでの2シーズン、韓国プロ野球最高の外国人打者として活躍した。1年目にはサムスンの韓国シリーズ優勝に貢献し、シリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれた。今季は外国人選手の中で最も多い48本塁打(リーグ2位)を放ち、長打力を証明した。交渉決裂の理由は年俸と契約条件だ。ナバーロは200万ドル(約2億4000万円)以上の年俸を要求したが、サムスンとしては受け入れるのが難しい状況だ。15年のナバーロの年俸は85万ドル(約1億円)だった。また、サムスンは、練習でふまじめな態度を見せていたナバーロに対し、16年の契約に「誠実条項」を盛り込もうとしたが、ナバーロ側はこれを拒否した。

 今季はナバーロが3番、朴錫ミンは5番打者を務め、サムスン打線をリードした。2人の本塁打数は合計74本(ナバーロ48本・朴錫ミン26本)で、今季チーム本塁打176本の42%を占める。

 サムスンはナバーロの代わりの選手として、日本でプロ野球の経験がある外国人内野手を探す方針だ。

孫章薫(ソン・ジャンフン)記者
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