【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が24日に発表した12月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CCSI)は103で、前月から3ポイント低下した。
CCSIは消費者動向指数(CSI)の主要6指数から算出したもの。基準値(100)以上だと景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。
5月の105から6月に99に急落した後、連続で上昇していたが、12月は6カ月ぶりに下落に転じた。米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)が金利を引き上げたことを受け、不安が増幅したとみられる。米国で利上げが始まれば、韓国経済にも外国人の投資資金流出などマイナスの影響が及ぶとの懸念が強い。
ただ、韓国銀行の関係者は、今月の調査期間が米国の利上げ直前だったために消費者心理指数が低下したとの見方を示しながら、「消費の回復の勢いがそがれたと判断するにはまだ早い」と話した。
今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率は2.5%で、5カ月連続で横ばいとなっている。