韓国産業通商資源部(省に相当)貿易委員会はこのほど、米ダウ・ケミカル、イーストマン・ケミカルなどが韓国の輸出する化学製品に対する反ダンピング調査を開始することを決めた。
今回の決定は、ロッテケミカルが昨年、ダウ・ケミカルなどが韓国企業の市場参入を妨害するため、韓国市場でダンピング販売を行っているとして、反ダンピング関税の適用を求めたことを受けたものだ。ダウ・ケミカルに対する調査項目は、塗料・染料用の溶剤として使われるブチルグリコールエーテルで、米国産製品が50%を超えるシェアを持つ。
貿易委はまた、中国企業6社が韓国に輸出する中国製針葉樹合板に今後4年間、メーカーによって4.2-7.1%の反ダンピング関税を適用することを決めた。