一審無罪の産経コラム裁判、検察が控訴断念「最高裁の判例に合致しないが…」

 旅客船「セウォル号」沈没事故当日(昨年4月16日)の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の動静について虚偽の報道をし、朴大統領の名誉を毀損(きそん)したとして起訴され、一審で無罪判決を受けた産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長(49)に対し、ソウル中央地検は22日、控訴を断念する方針を固めたと発表した。これにより、加藤氏に対する無罪判決が確定する見通しだ。

 検察の関係者は「一審が『加藤前支局長は記事内容が虚偽だという点を認識していた』としながらも、『誹謗(ひぼう)する目的はなかった』と判断したのは、これまでの大法院(最高裁判所に相当)の判例に合致せず、法の趣旨とも矛盾している面がないわけではない」としたが、「一審の判決により、加藤前支局長が作成した記事(電子版のコラム)は虚偽であり、大統領の名誉が傷つけられたという事実が明確に究明された点を考慮し、控訴はしないことにした」と説明した。

ソク・ナムジュン記者
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