2015-12-22
■[読書]ハンス・ヨナス『グノーシスと古代末期の精神』(大貫隆訳、ぷねうま舎刊)
前回の記事の終わりでグノーシス思想についてちょっとふれました。
http://d.hatena.ne.jp/hakutakusha/20151218/1450437758
プラトン『ティマイオス/クリティアス』と浅からぬ因縁をもつグノーシス思想についての研究の記念碑的著作である、ハンス・ヨナスの名著『グノーシスと古代末期の精神』の翻訳が、ぷねうま舎さんから絶賛発売中であることを月曜社さんの「ウラゲツ☆ブログ」で知りました。
http://urag.exblog.jp/21856057/
小社の『ティマイオス/クリティアス』も並べてご紹介していただきました。月曜社さん、ありがとうございました。
もちろん、ヨナスはプラトン『ティマイオス』についてしっかりと言及しています。
ちなみに小社の『ティマイオス/クリティアス』の巻末付録「現代の思想家たちによる言及」リストでは、ヨナスの本は『生命の哲学』(法政大学出版局)しか挙げていませんが、それは『ティマイオス/クリティアス』の編集作業中の段階では、ぷねうま舎さんの『グノーシスと古代末期の精神』がまだ刊行されていなかったためで他意はございません。
ヨナスのグノーシス研究はかねてから有名でしたが、故・秋山さと子先生の訳書『グノーシスの宗教』は品薄(版切れ?)でしたので、やむなくヨナスのグノーシス論の一側面をうかがい知ることのできる『生命の哲学』を挙げたのですが、今回ぷねうま舎さんの出された『グノーシスと古代末期の精神』によって、ついにその全貌を知ることができるようになりました。
訳者は、日本におけるグノーシス研究の第一人者である大貫隆さんで、もう決定版というべき出版です。
版元・ぷねうま舎さんの紹介ページ↓
http://www.pneumasha.com/2015/08/28/?-神話論的グノーシス/
http://www.pneumasha.com/2015/09/24/グノーシスと古代末期の精神-全2冊-?-神話論から神秘主義哲学へ/
二巻本の分量にちょっとたじろぎますが、博識な著者の描き出す古代の思想状況は読者を飽きさせません。
正月休みのコタツみかんのお供に最適です。
- 9 https://www.google.co.jp/
- 4 http://hiei.jf-net.jpf.go.jp/j/project/japanese/teach/tsushin/bookshelf/201408.html
- 2 http://d.hatena.ne.jp/keyword/から
- 2 http://hiei.jf-net.jpf.go.jp//j/project/japanese/teach/tsushin/bookshelf/201408.html
- 2 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=10&ved=0ahUKEwi12eyKu_XJAhWmFqYKHWLWDdUQFghTMAk&url=http://d.hatena.ne.jp/hakutakusha/20151026/1445842240&usg=AFQjCNHmGEUh41Ko_mqwuXd2VCF7OXlp8g&sig2=xWcybHUZjU30ta-7LdqdCQ
- 1 http://d.hatena.ne.jp
- 1 http://d.hatena.ne.jp/keyword/アトランティス
- 1 http://search.yahoo.co.jp/search;_ylt=A2RA2CvFQHpWhnwAxDWJBtF7?p=共倒れ社会を超えて&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=&afs=
- 1 http://search.yahoo.co.jp/search;_ylt=A7YWPWyY5HxWyRAAc_eJBtF7?p=百鬼夜狂&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=0&oq=&afs=
- 1 http://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=sb-jane&p=汝、塵へかえれ。汝、塵より生まれたなればなり%E