2015-12-27

僕にできること

さっき、ホームレスに千円あげてきた。

渡そうと思ったんだけど、断られたから、去り際にじっちゃんの荷物の端に丸めてさしてきた。

じっちゃん、いい人で、僕があげようと思ったらすごい勢いで断るんだ。

「いいですいいです!なんとか食える分はありますので!」

気持ちだけ受けとらせていただきますっ」

って、両手を合わせながら。

正直、帰ってから泣いた。

じっちゃん、このくそ寒いのに、川に架かる橋の下で、コンクリの上に薄っぺらい毛布みたいなのしいて、被って、寝てるんだ。

前々からそこの近くを通るたびに橋の下にちらっと影が見えて気になってたから、

思いきって、年末だし、疲れてたし、渡しにいってみたんだ。

いろいろあって疲れてて、カラオケでもいってストレス解消しようかなって思ってたんだけど、

ホームレスのじっちゃんの方が同じお金でも僕が使うよりうれしさがでかいだろうなって、

出来心で。

正直、それが正解だったのかはわからない。

じっちゃんに余計な気を遣わせただけかもしれないし、そもそもお金より暖かい飲み物とかのほうがよかったのでは?

と思ったり。

とりあえず、僕は自分の心の満足のために断られた千円を荷物にねじ込んで帰ってきただけだ。

僕にとってはよかった。カラオケいくよりも確実に疲れがとれた。自己満足

じっちゃんにとっては、正解だったかどうかはわからない。

僕は自分の心の満足のために、それが本当に何を意味するかなど深く考えることなく、じっちゃんに千円あげてきた。

じっちゃんにとっては迷惑だったかも知れない。ないと思うけど、こんな若者に、、って情けなく思わせてしまたかもしれない。

ただ、あのじっちゃんなら、それで自分のためには使わないとしても、他人のためにその千円を使ってくれると思うんだ。

って、また僕は自己満足するしかないのだけれど。

なんでいい人ってだけじゃ世の中生きれないのかね。

なんでいい人が暖かいところで寝れないのかね。

じっちゃんのために泣いていたいけど、でも、僕がやることはそうじゃないと思う。

泣いているだけじゃ何も解決しない。

来年は、じっちゃんのために、何か繋がることをやろう。

僕にできることはなんだろう。

できることがあったとしても、それが正解かどうかも分からない。

でもひとつ、まずここに書いて見ようと思ったんだ。

これが何かの、良さ、に繋がると信じて。

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