[PR]

 東芝の不正会計問題で、金融庁は25日、同社に金融商品取引法違反(有価証券報告書などの虚偽記載)があったとして73億7350万円の課徴金納付命令を出したと発表した。証券取引等監視委員会が7日に同額の命令を出すよう勧告し、東芝は金額や事実関係を争わない姿勢を示していた。

 課徴金は2008年にIHIが命令された15億9457万円を上回り、過去最高額。監視委は「歴代社長が不正の一部を認識していた」として、刑事告発するかどうかを引き続き検討する。オリンパスの損失隠し事件では、会社と元トップの両方を刑事告発した。

 東芝は09年3月期からの7年間で累計2248億円の利益を水増しし、虚偽がある10年3月期、12年3月期、13年3月期の有価証券報告書をもとに計3200億円の社債を発行した。金融庁は22日、東芝の会計を監査していた新日本監査法人にも21億円の課徴金などを科すと発表した。(上栗崇)