未年に大ブレークした吉田羊。誰もがその名前と顔を覚えたが、「どの役を見ても『吉田羊だね』といわれるようになったら良くないので、無色の俳優でありたいです」＝東京・浅草橋【拡大】

　本業以外でも、９月に終了したフジ系バラエティー「オモクリ監督」の進行役や今月１４日に行われた「日本有線大賞」の司会を務めるなどマルチな才能を発揮し、「出過ぎですよね。間違いなく飽きていますよね」と自虐的にほほえんだ。

　ブレーク後は生活も一変。「昔は８時間は寝ないとダメな体だった」というが、「最近は『５時間寝られるの？　ラッキー』みたいな。このスケジュールに体が寄せてきているなと。月によっては４役やっていたことがありましたから」と苦笑。多忙な生活の支えになっているのはブログに寄せられるコメントといい、「ファンの方々の言葉で、また前に進む力をいただいております」と感謝する。

　「今年は“未年景気”だと思っています。名前に『羊』を背負っているからこそ、いただいたお仕事も多かったですし」と激動の一年を振り返り、「これはブームで、来年になれば変わってくる。その中でブレずにいるためにも、私は今までのように一生懸命お仕事を丁寧にやっていく。それしかできないなと思っています」と、きっぱり。

　どれだけ干支が変わっても、女優街道を羊が駆け抜ける！

（紙面から）