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【大相撲】

御嶽海メリクリバースデー まげ初稽古&ケーキパクリ!!

2015年12月26日 紙面から

バースデーケーキを夢中でほおばる御嶽海=東京都墨田区の出羽海部屋で

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 大相撲の西前頭10枚目で、長野県上松町出身の御嶽海(23)=出羽海=が25日、23歳の誕生日を迎えた。初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)前に新しい化粧まわしが贈られることになり、春場所までに別の化粧まわしを作る計画も浮上。一気に2つも誕生日とクリスマスを祝う“プレゼント”を発奮材料に、木曽の星が入幕2場所目も勝ち越しを目指す。

 笑顔が止まらない。兄弟子や弟弟子、床山から受け取ったバースデーケーキを御嶽海は「うまい」と何度もほおばった。「社会人の見本になるよう頑張りたい。稽古場で兄弟子で番付が下の人とやって連続で負ける。学生のまだ甘い精神なんで」。精神的なタフさを身に付けることを誕生日に誓った。

 バースデーを祝う吉報も届いた。初場所前の来年1月6日に長野県農協から新しい化粧まわしが贈られることになった。締め込みと同じえんじ色をベースに、白色で「御嶽」の文字としこ名の由来となった御嶽山をデザイン。初場所でお披露目する予定だ。

 10月に発足した「御嶽海後援会」からは初となる化粧まわしを春場所までに贈る計画も分かった。御嶽山と雲海を描いたものになるという。母校の東洋大、部屋後援者でつくる「出羽海会」など3本に加え、化粧まわしは5本になる見込みだ。

 この日はまげ結い後、初めて土俵内で稽古した。再十両の出羽疾風と三番稽古を22番こなした御嶽海は「背中、首がうっとうしくないんで相撲に集中できます。(周囲から)ざんばらよりすごいいいって言われますね。そんなにざんばらはダメだったのかな」と笑った。座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。新しい化粧まわしに謙虚さと感謝を忘れず、まげ姿で初の勝ち越しをつかみにいく。 (永井響太)

 

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