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インドネシア 津波の教訓を歌で伝える12月26日 7時44分
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22万人を超える死者・行方不明者を出したインド洋大津波から26日で11年となります。最も多くの犠牲者が出たインドネシアでは記憶の風化を防ぐため、津波の教訓を歌で伝える取り組みが注目されています。
11年前の2004年12月26日、インドネシアのスマトラ島沖で発生した巨大地震によって、東南アジアからアフリカ東部に至るインド洋の広い範囲を津波が襲い、22万人を超える死者・行方不明者が出ました。
津波で16万人以上が犠牲になった最大の被災地インドネシアのアチェ州では、復興が進みましたが、記憶の風化をどう防ぐかが課題となっています。
アチェ州のシムル島で暮らすモリス・メサシラエさんは、津波で4人の子どもを失いました。モリスさんはこうした悲劇を繰り返さないよう、現地のことばで「津波」を意味する「スモン」と呼ばれる歌を広める活動を続けています。
モリスさんは、100年以上前に島を襲った津波の教訓を歌ったスモンに「海面が下がったら、すぐに高台に逃げなさい」などより具体的な歌詞を加え、CDやテープに記録して配布する取り組みを行っています。また、今月首都ジャカルタで、亡くなった子どもたちへの思いを込めてスモンを歌い、観客から高い評価を受けました。
モリスさんはインドネシア国内だけでなく、同じように津波で被災したマレーシアでも公演を行うなど、その取り組みが注目されています。
津波で16万人以上が犠牲になった最大の被災地インドネシアのアチェ州では、復興が進みましたが、記憶の風化をどう防ぐかが課題となっています。
アチェ州のシムル島で暮らすモリス・メサシラエさんは、津波で4人の子どもを失いました。モリスさんはこうした悲劇を繰り返さないよう、現地のことばで「津波」を意味する「スモン」と呼ばれる歌を広める活動を続けています。
モリスさんは、100年以上前に島を襲った津波の教訓を歌ったスモンに「海面が下がったら、すぐに高台に逃げなさい」などより具体的な歌詞を加え、CDやテープに記録して配布する取り組みを行っています。また、今月首都ジャカルタで、亡くなった子どもたちへの思いを込めてスモンを歌い、観客から高い評価を受けました。
モリスさんはインドネシア国内だけでなく、同じように津波で被災したマレーシアでも公演を行うなど、その取り組みが注目されています。