トップページ国際ニュース一覧中国 工業団地の土砂崩落「残土が原因の事故」
ニュース詳細

中国 工業団地の土砂崩落「残土が原因の事故」
12月26日 1時17分

中国 工業団地の土砂崩落「残土が原因の事故」
k10010353591_201512260716_201512260717.mp4
中国南部、広東省の工業団地で発生した大規模な土砂の崩落について、中国政府は、自然災害ではなく建設残土を受け入れていた処分場に堆積した大量の土砂が崩れて引き起こされた事故だとして、厳しく責任を追及すると発表しました。
中国南部広東省※深センの工業団地で今月20日、大量の土砂が崩落して工場を含む33棟の建物が埋まり、地元政府によりますとこれまでに4人が死亡し、今も70人以上の行方が分かっていないため、現場では軍や警察などが24時間態勢で救出活動を続けています。
今回の土砂崩落について中国政府は25日夜、自然災害ではなく、建設残土を受け入れていた処分場に堆積した大量の土砂が崩れて引き起こされた事故だとする調査結果を発表しました。
これを受けて、深セン市トップの馬興瑞書記は25日夜、緊急の会見を開き、「法律に従って厳しく責任を追及する」と強調しました。そのうえで、馬書記は「国民の生命と財産に大きな損失を出すとともに、深センのイメージを傷つけた。被災者やその家族、それに社会の皆さんに心からおわびしたい」と述べ、謝罪しました。
中国共産党の幹部が公の場で謝罪することは珍しく、ずさんな安全管理が原因とみられる事故が相次ぐなか、責任ある姿勢をアピールすることで、国民の批判をかわそうというねらいがあるとみられます。

※センは「土」へんに「川」

関連ニュース

k10010353591000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ