免許合宿で車の免許を取るのに必要なお金
先日、高校三年生の次男が車の免許を取得しました。
自動車学校をどこにするか、仲の良い友人たちといろいろと調べていたようですが、
結果、新潟中央自動車学校 を選び、そちらに行っておりました。
ネットでの人気ランキングも、いくつかの部門で1位を取っているところです。
友人たちと、それこそ「合宿」気分で2週間を楽しむ魂胆だったと思います。
が、本人は、「できるだけお金の負担をかけたくなかったから」と殊勝ことを言うのです。
で、実際に確認したところ、AT車限定免許・14日間で190,000円(税別)と、びっくりする金額だったのです。
自宅から通える教習所は、安くても25万円、高いところは35万円という金額設定ですから、この価格差は本当に大きいですね。
免許合宿で大丈夫?
ただ、正直言うと、価格差があまりにも大きすぎるので、ちゃんとしたホテルで、ちゃんとしたごはんを食べさせてもらえるのか、それ以上に学校は、しっかりしたところなのだろうか、と少々、不安に感じておりました。
でも、「仮に対応が悪かったとしても、それも、ひとつの経験」と思い、行かせたのです。
で、結果は大変、良い待遇だったとのこと。
ホテルはJR新潟駅から徒歩数分のビジネスホテル(シングル)、食事はホテル近くの店なら、どこでも使えるチケットを貰って食べていたそうです。
そして、教習所自体も「すごく、ちゃんとしてて良かったよ」とのことでした。
課程は全てストレートで合格したので追加料金もなく、9,000円の交通費分のバックを貰って、帰宅した翌々日には免許証を手にしておりました。
自動車学校の収支はどうなっている?
さて、ここで気になるのが、自動車学校の収支です。
合宿に付帯する費用が一体どれくらいかかっているのか、ざっくり計算してみました。
ホテル代 約4,100円×13泊=53,300円
食事代 約1,900円×13日=24,700円 (朝500円、昼600円、夜800円)
交通費負担額 9,000円
合計 87,800円
料金190,000円 - 学校負担額87,800円 = 学校収入103,000円!!
当然、ホテルや飲食店のダンピングはあるにせよ、それでも東京の学校の半分から3分の1程度の売り上げしか立たない計算となります・・・。
こんなので、大丈夫なのかなぁと、ひとごとながら心配になります。
では、この学校に、普通に通学したら、いくらかかるのか?
調べてみたら、
なんと、265,000円!! ヽ(゚ロ゚;)
合宿よりも高いがな!!
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まとめ
もしかしたら、自動車学校の料金相場は、全国的にも25万円くらいなのかもしれません。
ただ、その値付けだと、場所によっては、閑散期はたちいかないのでしょうね。
なので、確実にコマを埋められる「免許合宿」方式にして、価格を下げて集客しているのだと思います。実際、期間中は満員状態だったと言っておりましたし・・・。
*ちなみに、この下半期での最繁忙期の合宿料金は、3月上旬の320,000円~です。
学生の動向、他県も含めた競合他社対策、立地、付帯設備、その他ものもろ・・・、
最安値の190,000円は、赤字の可能性大ですが、それでも教官や設備を遊ばせて置くよりはマシ。
この時期は赤字を少なくして、繁忙期にはしっかり稼ぐ、ということなんでしょう。
一方、ユーザーからすれば、閑散期にまとまった時間を確保できれば安くあげられる、ということになります。
うちは、「免許合宿」で本当にお得でした。
逆に、まとまった時間が取れずに通学している人は、歯がゆい思いをされているのでしょう。
どのようなビジネスでも、大なり小なり、こういった話はあると思いますが、需要と供給の価格影響が、非常に大きい例だなと思いました。